扱い酷くないですか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ10 ページ10

「会社とは武装探偵社だったかな？」

「はい。森さんは街医者さんですし噂とか多く聞きそうですね」

「そうだねぇ…迚もよく」

エリスちゃんと手を繋ぎ、私は鞄を持ち直す。

少し考えた後、森さんは“着いて来なさい”と白衣を翻した。

「行くわよ！」

エリスちゃんに腕を引かれ乍歩く。

少し歩いた所にある店。初めて来る所だ。

「此処は品揃えも良いし安いよ。質も良い。私がよく贔屓している店なんだ」

案外探偵社にも近い。

今度から此処に来よう。

「確かに……あ、此容量結構ある…のに安い…！え、ほんとに此処大丈夫ですよね？！」

「勿論。信用して良いよ。この店の店主は少しばかり別に儲けがあるから此処を安くしても大丈夫だと云っていたしね」

「へぇ……教えて頂いて有難う御座います！」

此で少しは経費を楽にさせられる。

私は嬉しくて少し多目に買った。

「良いのだよ。私も君には感謝しているからねぇ」

「エリスちゃんの事ですか？其なら全然大丈夫なのに」

いつぞやに、エリスちゃんが迷子になり探すのを手伝った事がある。其が此の人との初対面。

最初は怪しいと思ったが、エリスちゃんも別段逃げたがっている風では無かったので、軍警への連絡はしなかった。

「そうだ。仕事の後少し時間はあるかね？もし良かったら夕飯でも如何だい？」

「良いんですか？」

「今日出掛けたのもエリスちゃんと君を探してだからね。勿論さ」

「態々済みません、有難う御座います。お言葉に甘えさせて頂きますね。また後程連絡します」

一先ず社で仕事をしなければ。

私は、二人に別れを告げ社に戻った。

「柚！僕のラムネに変なの入れた罰で明日は僕の道案内着いて来てよね！」

「柚明日は休みです乱歩さん」

むっ、と乱歩さんがむくれる。

そうです私は明日非番ですやったー！

武装探偵社は完全週休二日制(忙しい時には違います)なので戦争の時とか休みありませんでしたけど今は普通に休みあります。

私の休みは公務員と同じく土曜と日曜。

事務員なんて公務員と同じ様なものですよね。

「君今自分の事名前で云ったよね。気持ち悪いから止めて」

「太宰君に聞かせるために云った訳じゃ無いし今のは不可抗力ですー」

「えぇ…でも金輪際止めて…」

そんな気持ち悪かったのか。今度から偶に遣ってやろう。






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(可愛過ぎて心臓壊れるほんと無理)
(太宰それな)

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