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ツンデレ14 ページ14

「どうぞ」

「…お邪魔します」

「未だ汚いからちょっと其処で待ってて、直ぐ片付ける」

落ちている塵や髪の毛、本棚や装飾の確認を済ませ、二分程で戻る。

「ごめんお待たせ〜、どうぞ!」

「……良い香り」

柔軟剤でも匂うかな、と思い乍部屋の中へ案内し、ソォファに坐って貰う。

ふかふかだと喜んで呉れた。

表情に偶に出るから可愛いんだなぁ、銀ちゃんは。

きっと探偵社の皆と居たら負けず劣らず人目を引くんだろうな。

………探偵社の皆が思ってるよりずっと皆美人なんだと云いたい。私なんかと較べられない位の美人なんだと伝えたい。

「…如何したの?」

「ん?厭、何でもないよ!じゃあ私下拵えして来るからテレビでも見てて!」

「無花果は私の方が慣れてるから手伝う」

ソォファから立ち上がり、私が居る台所の方へ来る銀ちゃん。

でもお客さんだし、と云っていたら、無花果を袋から出し始めて、“あくちゃんに似て頑固なんだった”と思い出す。

銀ちゃんもあくちゃんも、一度決めたら曲げないから。

「判った。じゃあ無花果はお願いね」

「うん」

嬉しそうに微笑む銀ちゃん。

可愛い。

大事だからもう一度云うね。

可愛い。

「あ、銀ちゃん銀ちゃん」

「?」

「後で基次郎の檸檬買いに行くけど、来る?」

周りに花が飛ぶのが見えた。

来るらしい。

私は頷いて、二人で静かに、かと云って剣呑としていない和やかな雰囲気の中、下拵えをして、檸檬を買いに行った。

帰って少し女子のお話をしていたら玄関の鈴が鳴らされ、三人の到着を知らされる。

態々集まってから来て呉れたのだろうか。

「はーい」

パタパタと玄関に出る。

余り狭くも広くもない部屋は、一気に暖かくなった。

「銀、居ないと思えば来ていたのか」

あくちゃんが驚いた様に云うと、コクリと頷き目線を台所に移す。

其だけで合点がいったのか、あくちゃんは“そうか”とだけ呟いた。

広津さん達は手土産も持って来て呉れたらしい。

有り難く頂いた。

そして、四人と私を交えた五人で、他愛の無い話を楽しみ乍私はご飯を作り、皆で卓を囲んだ。

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作品ジャンル:アニメ
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かりんとう(プロフ) - あ、あ、あんこおおおおおおおお!!!読んでる途中だけどコメントするわ。ツンデレ26の中也が可愛すぎてニヤニヤとまらんのだが助けて!!?!?((しらん (2019年12月18日 19時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» わわわっ!嬉しい!!!是非是非呼んでー!!! (2017年4月28日 22時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - ありがとう…!あんこって、呼んでもいいかな? (2017年4月28日 20時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» イドさんですね!了解しました!ではお言葉に甘えてこれからはタメで話させて貰いますね!私もタメ大歓迎なので是非お気軽に呼んでやって下さい!! (2017年4月28日 0時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - あんこさん» 本当ですか!嬉しい…!!文ストを語れるお友達が…ついに…!!!!私のことは気軽にタメ口でどうぞ!あ、ハンドルネームは『イド=エス』と読みます。イドとお呼びください! (2017年4月27日 21時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年4月8日 22時

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