男心芽生えました。【実渕玲央】

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「えっと、説明は以上です。選別合宿に参加したい人はこの欄に書いてください。書いた人は2週間後にテストがありますので、頑張ってくださいー！」


苦手な説明も最近は少し上手くなって来ているような気がしてる。成長したな。私。


「ねぇねぇ、これってAちゃんも行くの？？」


話しかけられた方に向くとげっ、こいつら部活には来るのにサボってる奴らだ。

てかどうして赤司くんはこんなやつら退部させないんだろうって赤司くんがそもそも3軍の体育館に来ないか笑

「そうですね。昨日赤司くんから言われたので行きますよ。」

「へぇー、俺頑張っちゃおうかなー」


この人ら選別合宿の意味全然分かってない。遊びじゃないんだよ！伸び代のある子を選別するの！貴方達見たいな遊び半分で来ている人とおんなじ合宿に行くなんて嫌！


「まずはテスト、頑張ってくださいぃ〜…」


なんて言えるはずもなく。

―――-時は過ぎ。

みんな選別合宿に行く為この2週間凄い頑張ってた。
(一部省いて)

そして、みんなそれぞれ練習の成果をだしていった。

そして結果3軍からは8人、2軍からは9人、1軍は5人選別から選ばれた。

1軍の人らはスタメンの人達だけだけど…

それよりも…それよりも…なんで3軍のあいつらが選ばれたわけ？！ありえない！！誰なのよ！選別したやつ！センス悪過ぎ！


「なぁー聞いた？3軍のあいつら選んだの赤司らしいぜ」


え？どうして赤司くんが？何考えてるの？
赤司くんの考えてる事がよくわからない。

ボーっと立っていたら赤司くんから呼び出しされた。


「横山少しいいか？」


急に何だろう。


「横山に話がある。選別合宿が終わったらお前は3軍から1軍のマネージャーになってもらう。」


え？私が1軍に？いや、なんで？それに、やっとマネージャーの仕事にも慣れてきて先輩達と仲良くなれたのに…


「い、嫌です。3軍のマネージャーをもう少しやらせてください！」


まだ3軍のマネージャーだいたい！そう思って頭を下げてお願いをした。


「だめだ。僕の言う事は絶対だ。」


そう言って赤司くんさっきいた場所に戻ろうとした。


「まって！赤司くん！」

「もう一度言う。1軍のマネージャーに行け。これは命令だ」


今の赤司くん。凄い怖かった。体が震える。

せっかく先輩達と仲良くできたのに…理由も言わないって理不尽すぎるよ。

あ、やばい涙出てきた。


「こんな所で何してるの？」

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