ツイステの日常

オルトのプレゼント　後編 ページ44

シルバー「なるほど…」

オルト「今日一日中ずーっと考えてたんだけど決まらなかったの」

シルバー「…別になんでも良いんじゃないか？」

オルト「…え？」

思いもよらぬ返事に目を見開く

オルト「でも喜んでほしいし…」

シルバー「…おそらくイデア先輩なら何でも喜ぶと思うぞ」

何でも…かぁ。使ってくれてるけど嬉しそうな表情はあんまりしないし…

シルバー「たまに外に出ている時に姿を見かけるんだけどな」

オルト「兄さんが外に出てる時…」

シルバー「包み紙を嬉しそうに持って歩いていたぞ」

包み紙…そうだ

僕が兄さんに渡す時はいつも水色の包み紙で包んで渡してるんだった！

オルト「そっか喜んでくれてるんだね……」

シルバー「まぁ…強いて言うなら…アイマスクとかが良いんじゃないか？」

オルト「アイマスク？」

シルバー「あぁ。イデア先輩はいつも眠そうだからな」

オルト「なるほど…」

寝る時に使う道具かぁ…抱き枕でも良いかも…

オルト「ありがとうございますシルバーさん！決まりました！」

シルバー「役に立てたのならばよかった」

シルバーさんと話していると…

イデア「オルト帰るよー…ってシルバー氏！？」

シルバー「どうも」

オルト「別に迎えに来なくてもいいよー！」

イデア「ふひひっ…何かあったら駄目だからね」

シルバー「じゃあ俺はこれで」

イデア「あ…あざした…」

シルバー「喜んでくれると良いな」

そう小声で行った後、シルバーさんは立ち去っていった

イデア「シルバー氏と何話してたの？」

帰る途中。歩きながらそう問いかけてくる

オルト「んー…秘密！」

イデア「ひぇー。オルトが兄ちゃんに悪い笑顔向けてくるでござる〜」

オルト「もー！兄さんったら！」

イデア「ふひひっ。嘘でござるよ」






ー数日後 夜ー

イデア「オルトー。兄ちゃんそろそろ寝るでござるー…ふわぁ…」

オルト「あ！兄さん！待って！」

イデア「ほぇ？」

兄さんを足止めして僕はプレゼントを持ってくる

オルト「はい！僕からのプレゼント！」

イデア「え！？い…良いの？」

オルト「兄さんのために悩んで用意したんだから！遠慮せずに開けて！」

イデア「う…うん」

そう言いながら慣れた手付きでリボンを解いて中を開ける

イデア「これは…」

オルト「ホットアイマスクと抱き枕！両方買っちゃった！」

イデア「…ふひっ…ありがとう」

オルト「しっかり寝てね！」

イデア「…うん！」

ー完ー

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