ツイステの日常

ジャミルの１日休暇　前編 ページ25

カリム「ジャミル！明日はオレの世話しなくていいからな！」

ジャミル「…は？」

何を言い出すかと思えば…聞き間違いか？

カリム「大丈夫か！？」

ジャミル「あぁ、それで…どういう意味だ？」

カリム「そのままの意味だ！明日は自分で起きる！」

カリムがそんな事出来るわけ無いだろう…毎回毎回結局俺が起こしてるんだから…

ジャミル「…頭でも打ったのか？」

カリム「え？頭なんて打ってないぞ？」

ジャミル「じゃぁなにか食べたのか？」

カリム「オレはジャミルの飯しか食べないぞ？」

どうしてそんな考えになる…おかしいだろ

ジャミル「本当に大丈夫なのか？」

カリム「あぁ！１日だけだから大丈夫だ！」

１日だけでもお前は問題を起こすだろうが！！

ジャミル「…はぁ分かった。明日は起こさないからな。準備もしないからな？」

脅し混じりにそう言うと…カリムは笑顔でこういった

カリム「そうしてくれ！じゃあおやすみ！」

あいつ…本当に大丈夫か？何かヘマしないか…



ー次の日ー
…眠れなかった。何か問題を起こしたら俺に責任が…

やっぱり見張っておいたほうが良いか…ていうか…カリムはまだか？

そわそわしながら待っているとカリムが部屋から出てきた

ターバンを持って少しこちらを見たがすぐあるき始める

はぁ…１人でターバンが結べないんだろ…朝飯もどうするつもりなんだ…

ジャミル「カリム！ちょっとこっち来い」

カリム「んー？どうしたジャミルー」

ジャミル「瞳に映るはお前の主。尋ねれば答えよ、命じれば頭を垂れろ『蛇のいざない』」

カリム「……」

ジャミル「これ食べておけ」

カリムに朝食を渡して食べている間にターバンを結ぶ

ジャミル「やりすぎるのも怪しまれるか」

これぐらいにしておこう…



ジャミル「カリム。行くぞ」

カリム「…え？あ…あぁ！」

気づいたか…？いや…気づいてないなこれは。




ー教室ー
思わずついてきてしまったが…シルバーが近くにいるなら大丈夫…か？

聞き耳を立ててカリムとシルバーの会話を聞く

カリム「あぁ！バッチ…リ…あれ？」

…嫌な予感がする

机の上には筆箱などがあるが唯一…教科書がない

ジャミル「やっぱり忘れ物か！寮まで取りに行っても間に合わない…」

一様準備しておいた予備の教科書を下において身を隠す

カリムが教室から出てきた時…教科書に気がついて戻っていった

ジャミル「まにあ…」

それと同時にチャイムが鳴る

ジャミル「ヤバい！急げっ！！」

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