え……夢主って私じゃないの……？

42話 ページ46

伏黒「二度と三節棍なんて使わせないで下さい！扱いづらい！」


真希「慣れると便利_____」


真希「恵！！」


ﾅﾊｯと気味の悪い笑い声をさせる例の種子

それはもちろん伏黒の身体から根を生やしていた


と、次の瞬間


ドスっ

そういう鈍い音が自分の近くで聞こえる


見れば、足と横腹に花御の樹が貫通していた
そして、首の頸動脈を狙った攻撃が来るが
なんとかスレスレで交わす


A「……っ！」


それは真希先輩の方でも同じで、
真希先輩は肩をやられていた


伏黒「真希さん！！一ノ瀬！！」


花御《心臓を狙った一突き……素晴らしい反応です》


花御《術師というのは殊の外、情に厚いのですね 仲間が傷つく度隙が生じる》


玉犬が花御へ攻撃を仕掛けようとするが
伏黒にも限界が来ており
術式が解ける


花御《もう呪術は使わない方がいい》


花御《アナタに打ち込んだ芽は呪力が大好物》


花御《術を使う程、肉体の奥深くへ根を伸ばす》


伏黒「ご親切に！！どうせ殺すつもりだろ」


花御《説明した方が効くのが早いらしい》


私は真希先輩が攻撃しやすいよう術式を発動させる
が……


A「……」


ダメだ……出血多量で頭が痛い……
身体が動けない……

地面に倒れ込んでしまう


伏黒「一ノ瀬？！」


真希「A！」


花御《アナタも動かない方が良いですよ》


花御《本当なら呪いの種子を打ち込む方がいいのですが……一番手っ取り早いのは気絶させることですから》


花御《アナタの術式は少し厄介ですから、早く寝てもらわないと……そのために首の頸動脈を狙ったのですが……まさか避けられてしまうとは……》


その直後、真希先輩が攻撃する

しかしそれも交わす


花御《よく動けますね》


花御《だが、先程のキレはない》


真希先輩が1人で花御に立ち向かう


伏黒「あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ！！！」


と、力を振り絞って術式を発動させようとする伏黒に


真希「恵、やめろ」


真希「私らの仕事は終わった」


真希「選手交代だ」


や……やっと……きた……


その瞬間、物凄い音がして2人が現れる


東堂「行けるか？！虎杖！！」


虎杖「応！！」


う……身体中が痛いと悲鳴を上げてる……
ダメだ……もう……無理……

痛みと東堂先輩と虎杖がきた安心のせいか
私はついに意識を手放した_____

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