え……夢主って私じゃないの……？ (ページ22)

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19話ページ22

虎杖「んなこと、俺がさせねぇよ」

宿儺「だろうな、だが俺にばかり構っていると、それこそ仲間が死ぬぞ」

そう、宿儺が言ったのと同時に呪霊が
攻撃をする

呪術を使ったわけじゃないのに、ここまで強い攻撃……

特級「ケタケタケタ」

特級が私たちを嘲笑う

虎杖「伏黒！一ノ瀬！」

虎杖「釘崎と奏を連れてココから逃げろ！！」

虎杖「2人がココを出るまで俺がコイツを食い止める」

虎杖「出たらなんでもいいから、合図してくれそしたら俺は宿儺に代わる」

伏黒「出来るわけねぇだろ！特級相手に片腕で！」

虎杖「よく見ろって」

虎杖「楽しんでる完全にナメてんだよ、俺達のこと」

虎杖「時間稼ぎぐらいなんとかなる」

伏黒「駄目だ……！」

奏「だったら、私も残って一緒に戦うよ！別に宿儺に殺されてもいいから！」

虎杖「伏黒！！」

虎杖「頼む」

その言葉を聞いて、伏黒は走り出す

私はそれでもなおここに残ろうとする奏をお姫様抱っこで抱え、逃げ出す

走りながら、伏黒は玉犬を顕現させる

伏黒「釘崎を探せ！！」

奏「A！離して！嫌だ！！虎杖くんが……！」

暴れる奏

でも、ここで奏を離せばきっと虎杖の所へ向かうだろう

そうならないよう、私は奏の言葉を無視して走った

.

伏黒の玉犬が野薔薇の居場所を探し出す

そして、やっと野薔薇を見つけたかと思うと
野薔薇は呪霊に喰われそうになっていた

奏「野薔薇？！」

野薔薇「……！」

その瞬間、伏黒の式神が呪霊を攻撃し、
野薔薇を助ける

野薔薇「！！」

そのまま野薔薇は伏黒の顕現したカエルに飲み込まれる

野薔薇「カエル、苦手なんスけど……」

伏黒「悪かったな！！」

そのまま、外へと逃げ出す

.

出口につけば、玉犬が虎杖への合図を出すため吠える

出口には伊地知さんなどがいた

軽く負傷をしている野薔薇と
私と奏の3人は先に帰ることになった

伏黒は残ると言って、虎杖の帰りを待つ

奏も残りたい！と言ったが、私が無理やり止めた

だって、きっと今の奏じゃ
この後にある伏黒と宿儺の戦いで足でまといになるだけだから

こうして私たちはその場から去った