検索窓
今日:5 hit、昨日:35 hit、合計:57,420 hit

特別FILE.3 神崎 椎那 ページ6

ベルモットに変装術を教えて数年……。僕は今、プライベートで海水浴に来ていた。
プライベートでも神崎椎那という偽名を使って変装している。戸籍もある。
ちなみに何故海水浴場に来ていたかは、僕の勘が行けといったからである。

*******

「小僧…やっと見つけたぞ…」
しばらく海水浴場を歩いていると、早速面白そうなことを発見した。
どうやら悪事を少年が見抜いて、それに逆上したチンピラを優男が追っ払ったみたいだ。
とその時、崖の上からガードレールを突き破って車が海に落ちていった。
先程の優男が海に入り、状況を把握している。僕は海に入らずとも見えるので、だいたいわかった。

あの後警察がきた。あの優男に色々聞いている。
そんな中、少年が容疑者を連れてきた。
その容疑者たちが色々言っている。
……なるほど。犯人はあの女の人だろう。
まぁ、わかったところで特に何もしないけど。おそらくあの優男が解決するから。
喉が渇き、自販機に飲み物を買いに行く。
「お兄さん!ここから出ちゃダメだからねーっ!」
自販機のところまで来ると、あの優男と来ていた少女が僕に話しかけてくる。
どうやら、ずぶ濡れの人や水着を着たままの人が出て行こうとしたら、引き止めるよう頼まれたらしい。
「大丈夫だよ。僕は飲み物を買いに来ただけだから」
少女の身長に合わせてしゃがみ、飲み物を買いに来ただけだと伝える。
「本当?」
疑いながらも首を傾げる少女を見て、志保を思い出す。最近、宮野玲として会えていない。アンジェロとしてはよく会うけど。
「本当だよ。それより君、こんな暑い中帽子もかぶらずにいると倒れてしまう」
そう言って僕は自販機にお金を入れ、オレンジジュースを買う。
「はい。これでも飲んで頑張ってね」
そう言い僕は海水浴場に戻る。後ろから「お兄さんありがとう!」と聞こえるが、知らない人から飲み物貰って怒られないだろうか。
途中優男たちとすれ違ったが特に何もなかった。

……自分の飲み物を買い忘れたことは気にしない。

*******

浜辺を一周して戻ってくると事件は解決していた。
やはりあの女の人が犯人だった。
「お兄さん!」
帰ろうかなと思った時、先程の少女に呼び止められた。
「お兄さんさっきはありがとう!知らない人に飲み物は貰っちゃダメだって言われたけど…」
だろうね。
「気にしなくていいよ。じゃあね」

そう言い僕は立ち去る。耳にはまだ、波の音が残っていた。

FILE.0 死神→← 特別FILE.2 アンジェロ


ラッキーキャラ

黒田兵衛


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , オリ主 , 人外
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月18日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。