ｱﾊﾊ……ここどこｯ2 【OP】 (ページ48)

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頂上戦争3 ページ48

腕を支えながら走れば

「ポートガス・D・エースの、処刑を執行する!!」

というセンゴクさんの声

『ちょっとま……』

原作通りの出来事すらも忘れて。無我夢中でエースの方を見た。
砂が、処刑する2人を引き裂き。血が噴き出す
クロコダイル……だったか。とりあえず、まだ執行されなくてよかったと安心するものの

走った目の前にいるのは。女海兵の……

『たしぎさん・・・』

「!?…行かせません！！！」

別に彼女には、私の面識などないのだろう。
そう言った後。私に剣を振るうたしぎちゃん

『マッテネェェ……』

足がおぼ付き、ふらつく。剣は避けれるものの、血を流しすぎてしまったのか。
上手く体が言うことを聞いてくれない

「嬢ちゃん！！援護するよ！！」

そう言われたのは、エースの仲間の一人。セイバーさんだった

『あぁ…すんません』

たしぎちゃんは、すぐにセイバーさんと戦ってくれる。

「Aちゃん。血を流しすぎてる！！一旦どっかで包帯かなんか巻け！！」

「させませんッッ！！」

お互いがぶつかりながら、私に言ってくれるセイバーさん

『ﾊｧ・・・ﾊｧ………ﾊｧ……ハイ。』

その言葉を受け取り、私は…また歩き出す

ｳﾜｧｧｧｱｱｱ！！！

ｷﾞｬｧｧｱｱｱ！！！

ﾄﾞｫｫｫｵｵﾝ！！！

『ハァ……ハァッ…』

いろんな人が血を流す。いろんな戦いが傍で起こっている
歩いた先に、私のadida〇があった。
それを拾い上げ

『人の血で……カバンにすら見えないわ』

震えた手で、チャックを開ける。包帯を取り出して巻こうとするものの

ｷｭｨｨｨｲｲｲﾝ・・・ズドォォォオオオオン！！

『あっっぶな！！』

近くにいた、パシフィスタが攻撃して来た。
片腕でそもそも綺麗に巻けるわけもないのに。そこへ容赦のない。攻撃の雨

体力が無駄についてるからか、体のいうことが聞かずとも意識はあって…
ただただ勘に近い感じで。パシフィスタの攻撃を避け続け。

攻撃を溜め込む時間を、呼吸を整える時間と包帯を巻く時間に変えた

「待て!!!

私が逃がすと思うなァ!!!」

そんな声が聞こえると共に、処刑台が崩れ落ちる

『エース………！！』

ずっとずっと、なんのために体力を温存してきたか…。
この時のためだ

「お前ってやつはいつもそうさ！

無茶ばっかり・・・しやがって！！！」

あとは、あの悲劇を起こらせないために…