ｱﾊﾊ……ここどこｯ2 【OP】 (ページ25)

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レイリーside2 ページ25

『必要がない………？とは』

「私が教える事は何も無いだろう。という事だよ」

この言葉には、覇王色の覇気も効かない君には何も教えることが無いだろう。という意味合いで伝えたが

『ちょっと待ってください。私は真剣にこの話をしているんです・・・』

彼女はそうは受け取れなかったようで

『子供だと思ってるんですか！？』

声を荒らげてそう放った。

「何もバカになどしてないよ」

私はそう1言。言って、冗談半分本気半分で。彼女の顔めがけて拳を入れるが

『ならなｯｯ………………………うっっ………おｯﾂ』

すぐに、顔を左に逸らし回避される

「冗談ではないと言っただろう？」

だが、彼女は呼吸が出来ていない。やっと息をするようになったかと思えば
息を荒らげながらめいいっぱい酸素を吸うように吸い込んでいた

『死ぬかと思いました……いや、違うんです！！
そうじゃないですよ！！その…今死にそうになりかけましたが！！

私はそういう力がほしい！！！』

先程飲んでいたグラスに手をつけ、少しグラスを回しながら

「A………。今のを避けれたのならば、基本的な事の指導は必要ないと思うが？」

そう聞くも、私はまだ弱い。と自分の強さを自覚してないようにそう言った
そんな事を言われたら私はもっと弱いことになるじゃないか。と笑いながら言えば

『え。そうじゃないです。さっきのは少し手加減とかしてませんか……？』

その言葉で私の手が止まる。"手加減"と言われたら、確かにそうかもしれないが
今目の前にいるこの女性を傷つけても構わない。その意図をもって拳を上げたつもりだ

「何故そう思う？」

『だって………。女の人相手に、貴方は本気で殺すわけじゃないですか…』

的を得ている。と言えば。そうにはなるのかもしれない。殺すつもりでの拳ではなかった。だが……

「ハハハ。本気を出してないと？女と理由だけで？」

冗談っぽくそう言えば

『確かに美女以外なら殺そうとしますか……ｱｧ。いや、紳士なのを信じる。
貴方…レイリーさんは殺さないと思います。女性差別はしないと………ぅ』

最後の方は聞き取れなかったがそう言われた。
もう一度、覇王色の覇気を出してみるものの。彼女は顔色1つ変えない

「・・・。今、何も感じていない様子を見て
私はそう言っているんだがな…」

君の強いと思う理由を………

『……？どういうことです？』