ｱﾊﾊ……ここどこｯ2 【OP】 (ページ2)

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デーッページ2

「今度はしっかり名前覚えててくれたんだ
そういや、あの日から1度も会ってなかったが…傷どうした？」

ダルメの声でそう言われるも、私は少しあたふたしていた

『そりゃ、覚えてますよ……大将さんだったなんて知りませんでしたし…
傷は…まぁいろいろあったんですよ。ハイ』

私が何故、"ぶつかったんだ？"と疑問に思ったのは。シロとの訓練の【所為】か、【おかげ】か、島や村で歩く時は人とのぶつかる事を無意識に避けれるレベルにはなっていた

だけど、勿論私よりも能力が上というか…
気配を消せるレベルの人ならぶつかってしまったのも無理はないんだろうなって思う

「色々ねぇ……」

その声が聞こえて、そんな事思ってる場合じゃなかったわー。と現実に戻ってくる
ｱﾊﾊ-。いろいろあるんですよー。いろいろー。って愛想笑いしながら言ったが

クザンは何も言わずに私をジッと見る

「そういや、Aちゃ『名前覚えてたんですか!?』ん………そりゃもちろん」

え。怖い。普段書類とか溜め込む人って記憶あるんだけど。待って。記憶力いいんだねクザンって

「失礼なこと考えてない？そんな顔に見えるんだけど…」

『ｱﾊﾊ-。そんなわけ〜(大当たり〜)』

心とは逆の言葉を発しながら、こんな事してる場合じゃないなぁと思う
大将クラスの人と、会いたくないし。関わりも持ちたくない

『私、この島で買い物とかしたいので……』

とりま、逃げよッッ！！それが得策だと思うねん。我

ではこれで失礼します〜。なんて言いながら180度体の方向を転換させ。私は歩き出す…が

「俺今日非番なんだ、前回のうどんのお礼だと思って付き合ってくんない？…ね？」

目の前に、でかい人(クザン)が立ちはばかった
肩を掴もうとするので、全力で避け

『…うどんの借りは返そうとは思ってました』

過去の精算はキチッとさせるのも悪くない。
今日を休憩日として、明日からどう過ごすかの計画やら立てようか……

『分かりました。行きましょう』

それだけ言ってクザンの足並みに合わせると

「あー。楽しいデートになりそうだな」

そんな事を隣で言われたけど。これさ、クザンファンに殺されるんじゃね？

『ハハッ。そんな事言わないでくださいよ(私ファンの方に殺されるんで)
これはデートじゃなくて。うどんのお返しの分なんですから。ハハッ』