ｱﾊﾊ……ここどこｯ【OP】 (ページ24)

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出会い2 ページ24

滝のように溢れ出る涙を拭いて

『いただきます』

手を合わせ、パフェをかぶりつく。あ、クッソうま。ナニコレ。神かよ。最高かよ

「オイっ！！」

突然横からグイッと、方向転換をさせられる

「まて。お前はなんなんだ！！」

そりゃ、本人が一番そうなるのも無理はないと思う。エースからしてみれば。名も知らない、飯を食おうとした時に隣に座ってた女にいきなり泣かれ

「いきててよかった」なんて一言、言われるのだから。

だが、言わせてくれ。君のその腕力のせいで、スプーンが喉に刺さった。

凄く痛い
あとで、治療費ふっかけようかな

『なんなんだ…とは？』

「いや、いきなりそんなこと言われて…」

少しオロオロしてるようにも感じる。

あ、待って。ヤバい。また泣けてきた。生きてるだけでこんなに嬉しいんだね

「なんでまた、泣くんだｯ！！」

店主「おい・・・。泣かせるなって言ったのに。ハイ、カレー20杯ね」

ドンッと置いてまた、店主は奥へ行ってしまった

『それは…嬉しいからですよ。貴方がこの世に生まれてくれた事。今まで生きてきてくれた事。本当に心の底から嬉しいから

涙が止まらないんです』

いや、結構平常心保つのキツイくらい泣いてます。
若干声震えてるしね。泣きすぎて

「・・・。なんで、会った事もないお前が。俺にそんな言葉を言う？」

おもむろに、カレーを食べ始め。そう聞いてくる
あぁ〜。目の前で、カレーたべてるよ。エースが…。

クザンがうどん食ってる時より数百倍感動ものなんだけど…

涙を手で拭い、深呼吸をして。エースを見る

『伝えたい。貴方がこの世に生まれてきてくれた事に感謝を。ただそれだけ

シンプルな理由でしょう？』

震えた手で、パフェをすくい上げ口に運ぶ

「……」

ﾀﾞﾝｯ。と音がして、横を見てみるなんとなくこの展開は分かる

『やっぱ、寝とるわｯあっははは。顔直球でカレーにいくなよッ』

笑いが込み上げる。これでこそエースだなって
震える手もいつしか収まってた。
しかしよくよく見ると

『…若干若い？しかも、この格好は・・・』

裸じゃなかった。え？変態とか言わないでね。
背中には大きなタトゥーが入ってるハズ。白ひげさんの。でもエースは今、服を着ている状態

たぶん…。白ひげさんの所に入る前のエースだ

「あー！？この兄ちゃん死んだのか！？」

店主さんが、驚きながらこっちにきた

『死んでませんよ。耳澄ましてみてください。寝息聞こえません？ﾌﾌｯ』