． ページ41
．
「え〜、始める前にお小言を1つ、2つ…3つ4つ5つ6つ…」
多いな。
「みなさんご存知とは思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものも吸い込んで塵にしてしまいます」
「その個性で、どんな災害からも人を救いあげるんですよね！」
「ええ。しかし、簡単に人を殺せる力です」
そんな彼の声に、生徒たちは息を呑んで。“みんなの中にもそういう個性がいるでしょう？“と13号は続けた。
「超人社会は、個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。
しかし一歩間違えば、容易に人を殺せる行き過ぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。
相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に使う危うさを体験したかと思います。
この授業では心機一転、人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう。
君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない。助けるためにあるのだと、心得て帰ってくださいな」
そんなプロヒーローの言葉に、クラスの全員が聞き入っていた。
“以上、ご静聴ありがとうございました“とお辞儀をする13号に、拍手と歓声が浴びせられる。
「素敵！！」
「ブラボー！ブラーボー！！」
『カッコ良すぎる…！』
「よし、そんじゃまずは…」
そう相澤が言った瞬間、USJ内で異変が起こった。
電気は暗くなり、噴水の水の流れは悪くなり。
…そして、そこからブラックホールのようなものが。
「…ひと固まりになって動くな！13号、生徒を守れ！」
「…なんだありゃ」
切島のそんな言葉に数名の生徒は視線をそちらに向けて、目を丸くする。
ブラックホールのような黒い霧の中から、たくさんの異形が出てきているのだ。
「また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」
『いや、あれガチっぽく…「動くな！」
相澤は目にゴーグルをつけて、戦闘態勢に。
「あれはヴィランだ」
あれが、本物の、
『…ヴィラン、』
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
