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まあ結局、飯田の思っていたバス座席の構造ではなくて。
「意味なかったな」
例えるなら、公共バスのような構造になっていた。
「私、思ったことをなんでも言っちゃうの」
と、緑谷の隣に座る梅雨が言った。“あなたの個性、オールマイトに似てる“と。
慌てふためき、汗を流しまくる緑谷。意図せずともそんな彼を救ってくれたのは、梅雨のもう一つの隣の席に座っていた切島。
「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我しねえぞ。似て非なるあれだぜ」
ほっと緑谷は一息。…よかった、秘密バレなくて。
「しっかし増強型のシンプルな個性はいいな。派手でできることが多い！俺の硬化は対人じゃ強えけど、いかんせん地味なんだよな…」
「僕はすごいかっこいいと思うよ！プロにも十分通用する個性だよ！」
「プロな。しかしやっぱヒーローも人気商売みてえなとこあるぜ？」
「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み…「でもお腹壊しちゃうのは良くないね」
「まあ派手で強えっつったら、やっぱ轟と爆豪だな！」
いきなり名前を呼ばれた爆豪は思いっきり顔を逸らし、それを見た梅雨は思ったことを一言。
「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそう」
「んだとコラ、出すわ！！」
「ほら」
「この付き合いの浅さで、すでにクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるってすげえよ」
「てめえのボキャブラリーは何だこら殺すぞ！」
いじられてる爆豪をにわかには信じられず、緑谷は頭を抱えている。
これが雄英。色々すごすぎる。
飯田と爆豪の口喧嘩も結局爆豪が無視することでほぼ収まった時、梅雨がさらに口を開いた。
「派手なのもいいけれど、きっと見た目も大事よね」
「綺麗な技がいいもんな！もちろん顔も！あと胸…」
「峰田君！！君って人は！！」
「俺は氷室の技がいっちゃん綺麗だと思うな、なあ氷室！…ってあれ？」
「…寝てる？」
「いや、隣の轟も寝てるぞ！」
やけに会話に入ってこないなと思えば。まさか爆睡しているとは。
さらに隣の轟も寝ているため、バスの振動も相まって頭がぶつかりそうになっていた。
「なんか心なしか寒い気がする…」
「氷系だからか…？」
「こいつらの頭、いつぶつかるか見てようぜ！」
「低俗……」
「先生携帯持ってませんか〜？写真撮りたいんです」
「ない。それよりそろそろ着くからそいつら起こせ」
「はい！」
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なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
