雄英JKライフ！！ ページ22
．
雄英ヒーロー科JKとかいう響き。最高。
昨日皆と連絡先は交換したし、インスタも交換したし。
翌日、Aは昨日の憂鬱さが嘘のようにウキウキで準備をしていた。
少しでもクラスメイトを覚えようと昨日配られた名簿を眺めていると、いつの間にかもう家を出る時間。
こういう時一人暮らしはキツいなぁと思う。誰か知らせてくれる人がいないから。
イヤホンを耳に突っ込み、リュックを背負って鍵を持って。
『行ってきます！』
雄英JK、2日目の始まり。
＿＿＿＿
「あれ、氷室？」
『…』
「おい、氷室！」
『…ん？』
電車で音楽の間を縫って男の子の声が聞こえたと思ったら。
『切島くん』
「…！」
『…で、合ってる？』
「合ってる合ってる！！
赤いトゲトゲ髪の毛の、切島がそこに立っていた。
『切島くんすごいねえその髪の毛。地毛？』
「切島でいいよ…いやこれ染めた」
『マジ？赤に？うわ勇気あるね。てか似合うのすごい』
“私染めるのは勇気なくて…“と言うAに、切島は視線を向ける。
青色の細い髪の毛はツヤツヤとしていて、それでいてクルリと巻かれていて。
「それも相当時間かけてんだろ？なんとなく分かるわ」
『いや、でも結構長い間やってるから慣れたよ』
「…いつから？」
『中1？とか？』
「中1…お前出身は？」
『東京の…渋谷の近く』
「ああ、道理で」
内側から溢れ出てる垢抜け度はそのせいか、と切島は納得する。
「…ていうかなんで俺ら髪の話してんだろうな」
『いやぁ、切島のイメージが赤いツンツン髪だったから…似合ってるし』
「似合ってる…！？マジ？」
『うん、マジマジ。だからうるさい声出さないで』
「すまん！ありがとな氷室！いや〜嬉しいわ！！」
『いやガチで…いやあの…うるっさいな…』
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なんなん(プロフ) - はるさん» すごくすごく嬉しいです……！！ありがとうございます！ (2021年9月5日 12時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - フェアリーテイルのグレイ大好きなので嬉しいです、、！！まだ途中なんですけど、このまま一気読みします、！！笑笑 (2021年9月4日 23時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 翠輝 彗さん» うわああ感謝です！！ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！ (2021年8月30日 1時) (レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
翠輝 彗(プロフ) - 4ページ目、爆"轟""克"己になってます汗 (2021年8月30日 0時) (レス) id: 237facedc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんなん | 作成日時：2021年8月25日 21時
