【アナタシア】キスの意味【短編集】

称賛 ページ31

※博多弁女子※

※博多弁自動翻訳機能使用してます※

※分かりにくい方言は理解出来る範囲に変えてます※

※不自然になってたらごめんなさい※


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ふみろくside


『あんね！今日ね！テスト返ってきたんやけどね！』

ふ「うんうん分かったから落ち着いてめい」


なでなでと頭を撫でると気持ち良さそうに笑うが、興奮は収まらないみたいで俺は1つ息を吐いた。

こいつ本当は俺の彼女でも、それ以前に人間でも無いのではないかと錯覚してしまうほど【小動物っぽい女子】だ。
褒めれば尻尾が見えそうなほど喜んで、ちょっと叱れば身体全体から負のオーラを出す。
それだけ自分の気持ちに素直でそれが何とも愛おしい。


『見て！クラスで数学1番やったと！すごかやろ！』

ふ「へーすご…ってえっ！1番！？」


あのテストがある度に赤点祭りでクラス、学年でも最下位を争う程のめいが。
あのめいが！！！


ふ「すげぇじゃん！よく頑張ったな！！」

『へへっもっと褒めてもよかよ？』

ふ「ははっwおいでめい」


両手を広げるとめいは嬉しそうに笑って俺の胸に飛び込んで来た。
ぎゅっと抱き締めると『んっふふ〜』と言いながら抱き締め返してくる。


ふ「(あ〜かわいい…かわいすぎる…)」



『あっ、そうや！お願いがあると！』

ふ「なに？」

『テスト頑張ったけんご褒美くれん？』


必然的になってしまう上目遣いで頼まれてしまっては断るなんて選択肢は残っていない。
元々断る気なんて微塵も無いのだけど。


ふ「ええよ。何がいい？」

『友達に「これしてもろうたら？」って言われたと！』



そう言ってみせてきたのはスマホで、あるサイトが映し出されていた。

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