【名探偵コナン】トリップしたら終わってた2【降谷零】

42．銀行強盗現行犯2 ページ7

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最近はご無沙汰だったけど



元アクション女優を見くびらないでいただきたい。



トイレまで来てしまえばこっちのもので



顎に一撃お見舞いすればノックダウンだ。



コナン界的にはあまりうまく行き過ぎるのも怖くて



あくまでも調子に乗らず、慎重に進めるけど



やっぱり一人目は楽勝だった。



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「ジョディ先生の回とは違うしね...」



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あれは後々ミストレ...どころか緋色シリーズに関わる



意外と重要な事件だったしなぁ。



とりあえず、目の前で伸びる覆面男を縛り上げたら



一応、その覆面を剥ぎ取ってみる。



......ただのモブモブしい男だった。



念の為、その懐から拳銃を押収しておく。



......それが、ただの拳銃じゃなかった。



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そっとトイレから出て様子を伺ったら



一人が金を詰めさせてる最中で。



そうなれば後は簡単だった。



変声機はないので、もう一人が様子を見に来るまで待つ。



そしたら後はその覆面男もやっつけて



やっぱり懐の拳銃を確認してから



そうして私はようやく、風見さんに連絡した。



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『風見だ』



「Aです。帝都銀行米花支店にて銀行強盗を現行犯逮捕」



『銀行強盗？』



「三人組の男のうち二人が所持していた拳銃が、例の案件に絡んでそうなんです」



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組織が取り扱う拳銃の中に、国内では珍しい代物がある。



二人が持っていたのは、その中の一つだった。



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『なるほど...わかった、捜一が動き出していればこちらで止めておく。

現場には山本達を向かわせるから待機していろ』



「ありがとうございますっ」



『ところで......残りの一人は所持していなかったのか？』



「ああ、それは確認してみないと」



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は、と間の抜けた声が電話越しに聞こえる。



マズいな...あんまり長電話するとフラグが立つ。



ここには火傷赤井はいないから



アニメにもならないくらいの勢いで解決しないと。



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「三分の二がそうだったんで、とりあえず連絡はしておかないとかなって」



『それはそうだが、お前さっき現行犯逮捕って』



「じゃあ、残りの一人も片付けてくるのでこれで失礼します」



『あ、おいっ...待、』



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風見さんとの通話を切った選択は正しかったようで



山本さん達が到着する頃には



無事、三人目の覆面男から拳銃を押収し終わったのだった。



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