顔の良さなら負けない女2【ブルーロック】【呪術廻戦】

顔の良さなら負けない女64 ページ17

「………、、わ、分かったから…、取り敢えず落ち着いて、、」



自分に言い聞かせる様に世一達に言った
だが説得力はないだろう


何故なら今の私は冷や汗が垂れ落ち顔は青ざめ深呼吸を小刻みに繰り返している



たった少しの間で何故そこまでなるのか不思議で堪らないだろう。
だが、先程見えてしまったのだ



此処に入ってきた時、変な方向に歪んだ玲王の足を。






「試合が…終わった…時、玲王は端の方にいて……、その後桃井さんと怜王が倒れてるのが見えて

………足が、、足を痛めてるとかのレベルじゃないくらい、本当に、見るに堪えない位で、、」




その言葉に私は一瞬で理解した
嗚呼、応援に熱の入った桃井さんがフィールド上まで入っていたんだ。

端だから滅多に人が来る事はなかったが………玲王がフィールド上を上手く駆使しようとしてプレーしようとした結果…

…………ぶつかったのか



痛みに顔を歪ませる玲王の元へ行き、どのくらい酷い様子なのか確認した





「(………、、、これは………、、

……………骨が…折れてる…………)」




やはり見間違い等ではなかったのだ
ぶつかりどころが悪かったのか、桃井さんが誤って足を踏んでしまったのだろうか



どっちにしろ……今回の原因は桃井さん。
だが、私の監督不届きでもある、、



今桃井さんに説教を解く時間ではない




「固定する物、持って来て
私が治療室運ぶから」



玲王の足が動けなくなったりでもしたら、それこそ本当にサッカー人生を潰す事になる


それだけはダメだ、絶対にダメだ




「絵心さんがもう少ししたら異変に気づいてモニターで話すと思うから、その時説明して欲しい

じゃあ私は行くから」



急ぎながら、尚且つ刺激を与えない様に、、

神経をすり減らす程の集中を何とか保って玲王を治療室へ連れ込んだ

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