隠蔽 ページ8
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琴葉には、白い羽が生えていた。
しかも、二つとも何故か結構大きいからしまえるかどうかが不安だ。
…あ、魔法で隠してしまうか?
「…あ、しまえた」
琴葉がふとそう言った。
え、マジかよ。
「え、どうやって?」
「なんとなく」
ざっくりすぎてわかんねえな、おい。
あ、なくなった。
「…仕舞おうとする意思があればしまえるな。
…羽の意味はなんだろうな」
「わかんないね、何でだろ」
…帰ろう。
なんでここに来てたんだっけ。
羽が生えてたことに対しての驚きが大きすぎて何でだか覚えてねえや。
………あ、思い出した。神と戦うためだ。
まあ、結局私達の勝ちでいいか。
…後で姫名に渡した通帳返してもらおう。
「…姫名、通帳返して。明日カジノ行く」
「やめないのか?」
「…真昼にそう言われたらもうやめるしか選択肢ないじゃねえか。
わかったよ、やめます。ちゃんと足洗います」
もうやらない。
真昼に言われたんだからもうやんない。
…あれ、そもそも未成年だからカジノはダメなんじゃ…。
…そんな疑問は頭によぎらなかった。そうだ、それでいい。
皆で多少ワイワイしながらそれぞれの家に帰った。
キリナはしばらく憂鬱組の所に泊まるらしい。
ってかそもそも椿の下位吸血鬼じゃなかったのか?
…記憶力なさすぎて覚えてねえな。
まあ、寝よう。
そう思いつつ、廊下に出て階段を登ろうとした。
カ タ ン ッ ...
音のした方を向くと、口を塞がれた。
すぐに意識が遠のきそうになったが、目の前にいる奴の顔面を肘で殴って距離を取る。
んだよ、何でこんなに巻き込まれんだよ…!
視界がぼやけているので、魔法を使う。
「【魔法発動】【状態異常クリア】」
そうして前を見たときには、もう誰もいなかった。
…神か?いや、でも今日中に殺せなければもうそこでゲームオーバー…。
…待てよ、期限が明日だとしたら?
そもそも、期限なんてものが存在しなかったら?
…いや、それはないか。
そしたら、一番初めに殺していたはず。
…今日中に殺さなければならなかった理由があった?
だが、今はもう十一時五十八分…。
あと二分でもう日付が変わる。
…何故、違和感がある?
今日中に私を殺せなければ、ゲームオーバー。
…今日中に殺せなかったら、何がある?
強制的に時が戻される?
想像でしかないが、わからない。
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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年5月13日 17時