ナチュラル ページ22
アイス美味しい。
公園でアイス食べてます。
皆ベンチに座ってる。
あ、もちろんカップのアイスです。
じゃないと溶ける。どろっどろに。
…今もかなり溶けてるけど。
抹茶味美味い。
「Aのアイス美味しいー？」
「美味いよ」
「一口ちょうだい！」
「勝手に食えよ。その代わりお前のもくれ」
「いーよ！はい！」
琴葉のアイスを一口分すくって口に運ぶ。
あ、美味い。
卵味ってなんだよって思ったけど美味しい。
いや、卵味っていうよりカスタードじゃね？
「…あっ、ナチュラルにやっちゃったけど間接キスだね？」
「…………あ」
「おっそいね」
「まあ、間接キスとか気にしないタイプだし」
「マジか。恋人ってそういうのやるんだよ？」
「相手のも食べたい時シェアとかしないか？
そういう時にいちいち気にしてたら持たないだろう」
「そういえば二学期は修学旅行？あるらしいねー」
「話題変わったな」
アイスご馳走様でした。美味かった。
ゴミ箱にアイスの残骸を捨て、ベンチに戻る。
何かの話で盛り上がってるようだった。
「何の話してるんだ？」
「あ、あのね！」
「うわあああああ！？」
「真昼君、遮らないでよ！」
「いや、言うなよ！」
…何の話で盛り上がってたんだろう。
まあいいか、モンハンしてよう。
「あ、お姉ちゃんモンハンやってる！
私もやりたい！」
「アイス食べ終わってからか家に帰ってからにしろー」
「じゃあお姉ちゃんも家に帰ってから！」
…幽凪が言うんだったら…まあ…。
3DSをカバンにしまい、皆が食べ終わるのを待つ。
音楽聞いてよう。
“スーサイドパレヱド”聞こう。
「〜〜！〜！」
何か言っているみたいだが、聞こえない。
ヘッドフォンをしているからだろう。
急に音楽が聞こえなくなった。
「家！帰ろう！ってば！」
「ゔっ、わ…お前耳元で叫ぶなよ…」
ヘッドフォンを首にかけ、家路を辿る。
今日は真昼達が泊まるようだ。
花魁様、が許可を求め、ていま?す
許可、いたしま、すか?
yes or no?
あたりに声が響く。
またか。
「イエス。ただし家に帰ってからが条件だ」
了、解しまし、た?
失礼しま、す
プツン、と声が途切れた。
前回とは違う声だったな。
前回は男性の声だったが今回は女性だ。
…この声って誰がしてんだろ。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リリムゥ | 作成日時：2018年5月13日 17時
