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図書館にて ページ19

翌日。今現在図書館です。

メンバーは桜哉君、怠惰組、ユノとリノ、そして幽凪。

…やべえ、今日結構厳しい感じの司書さんだ。

騒いだらすぐ追い出される…。



「…A、ドクラマグラどこ…?」


「ん?ああ、少し待ってろ」


「一緒に探そう…」


「いいぞ、一緒に行こうか。

あ、琴葉。お前騒ぐんじゃねえぞ」


「わかってます」



五人がいるテーブルから離れ、二人で本の森を彷徨う。

…えっと、夢野久作…ゆ…ゆ…あ、あった。

でも高い場所だなあ…手届かねえ。

いや、ギリ届かねえ。

…背伸びすりゃいけるかな。

いや、リノを背負えばいけるか?

…迷う前に背伸びして取ればいいか。



「ん……あ、やっぱ届かねえ…」


「台、探してくる…?」


「いや、もう少し頑張って…」



みるよ、と続けようとしたが続けられなかった。

後ろから手が伸びて、本を取る。

そして、その本を私に渡してきた。



「…あ、ありがとうございます」


「いいえ、大丈夫でしたか?」


「?はい」



何が?って思った。

そして、それと同時に、魔法使えばよかった、と思った。

本を取ってくれた人の顔を見ると、結構イケメンでした。

だからなんだという話であるが。



「A…戻ろう?」


「ん、そうするか。ありがとうございました」


「あ、待って」



…なんで手掴んだ。振り払うぞこの野郎。



「…僕、貴方のこと好きです」



…一目惚れとかそういうやつですか?

ごめんなさい私そういうのアレルギーなんで…。



「…付き合ってください」


「いや、君のことよく知らないんで無理です」


「付き合っていくうちにわかればいいです」


「いやいやいや、貴方は全体的に無理です」



鳥肌立ちそう。

いや、イケメンだからなんでも許されるなんて思うなよ!?



「彼氏とかいるんですか」


「いますよ。自慢できるくらいの良い奴が」



マジで良い奴。

家事できるし優しいし!

少なくともお前より10倍いいよ!

その人の手を振り払って、リノの手を引く。

あ、という声が聞こえたが、無視して歩いた。


テーブルに戻って、椅子に座った。



「…あ、リノ。渡し忘れちゃってごめんな」


「ううん、ありがとう…」


「それは本当に精神病む系だから注意しとけ」


「うん」



さて、勉強するか。

15枚近くある紙の一番上から問題を解いていく。


…皮肉だな。

あれだけ母親を嫌ってたのに。

この勉強の癖だけはいつまで経っても抜けない。

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作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年5月13日 17時

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