検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:6,146 hit

強制 ページ11

琴葉 side



…やっぱり魔法で強制的に起こそう。



「…愛されることは犯罪でしょうか。


殺されないのは、幸福でしょうか。


消えない涙は、犯罪ですか。


子供だから、わからないんだ。


大人になれば、わかることなのかな。


【強制魔法】【人間操作】」



Aを強制的に起こした。

目を覚まして、まず一番最初の言葉が。



「…うっわ、羽生えてる。なにこれ」



…昨日のことをお忘れかな、A。



「昨日、外道魔法使って羽生えたでしょう」


「…夢とかじゃなくて?」


「夢見たことないでしょう。はよ目覚ませ」


「ごめんなさい」



目をこすって、時計を見て。



「…何でまだ昼じゃねえの」


「休みの日でも早く起きることは常識です」



何でこう…目覚めないの、君は。



「…あれ、真昼とクロ。来てたんだ」


「遅いよ、A」


「後でまた起こして」


「寝かせねえよ!」


「真昼、それ何か別の意味に聞こえちゃう」



他の人にそれ言わないでねー、とAが言った。



「…で、どうしたの?ふあ…ぁ、眠い」


「Aが欠伸してる間はちゃんと元気な証拠だね。なので聞きます。

何であんなところで寝てたの」


「力尽きた」


「嘘おっしゃい」



ほっぺをふにふにしながらもう一度聞くと、今度はちゃんと答えてくれた。



「上行って寝ようとしたら物音したんだよ。

物音のした方見たら、口塞がれて、意識遠のきそうになったから相手の顔面殴った。

そしたら、昔私が通ってた小学校にいつの間にかいたんだよ。

ちょうど十二時に。

そんで、ヘラがいた。

私を殺そうとした理由を教えてくれて、そのあと煽ったら攻撃してきた。

小学校が壊されそうだった。

思い出を壊されたくなくて、ヘラと…いや、神達と強制契約魔法を結んだ。

その後、元の場所に戻ったら眠くて寝た。

…ほら、力尽きたってのあながち嘘じゃねえだろ」



うゔん…確かに嘘じゃないとは言えるけど…。



「色々な部分を省略しすぎ!

まず、何で殺そうとしたの?」


「ああ、神を敬わないからだってよ。

価値観の違いなのになあ、そんな事言われる筋合いないよ」



もう一つ、違和感があった。

これだけ時間が経っていれば、Aはもう昼間の性格に戻っているはずだ。

寝起きはのんびり、ゆっくりしてる感じ。

昼間はサバサバしてる感じ。

だけど、戻らない。


ということは。

再開→←最終手段で最終奥義。


ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リリムゥ | 作成日時:2018年5月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。