包帯幹部に衝突したら懐かれたんだが【文スト】【黒の時代】

自殺読本　十七頁目 ページ20

Aside





本人の許可なく話を進めないでください(5回目)






「先生のメェルアドレスをゲットしてしまった…！」






…よかったね





目をキラキラと輝かせ、自分のスマァトフォンに頬擦りする彼を見たらもうそれしか言えない







あ、スマホいいなぁ





私ガラケーだからスマホ欲しい





やっぱ幹部って結構給料高いよね







……昇進頑張ろうかな






「良かったな太宰」






見てください皆さん、さっちゃんの頬がゆるゆるでございます





垂れてきそうです






「そうだ、先生！」





…今度は何かな？(嫌な予感しかしない)






「今からバーでもどうですか？こんなところでは仕事のようで堅苦しいでしょう」






この人未成年だよね





未成年だよね？？






「マフィアがいちいち法を守っているわけ無いじゃあありませんか」






あ、はい






『でも、ほら幹部様も仕事があるでしょうし…』

「私は治ですよ先生」

『あ、はい』






しつこいんだな〜君






『私たちも明日仕事があるわけですし、ねぇ？さっちゃん』





「まぁ仕事はたくさんあるな」





「なら(芥川君に)片付けさせましょう」






あれぇ？なんか幻聴が…






『太宰さんも忙し…』

「治です先生」

『うん、わかった。太宰くんね、』

「気を使う必要はないんですよ？？」

『使ってないから…』

「しかし先生…」

『お前黙れ』

「あ、はい」






粘着質な男って嫌だよね(清々しい笑顔)





待ってさっちゃん、そんな目で私を見ないで








「(太宰、可哀想に…)」

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