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八話 ページ9

炭治郎side

Aさんは、不思議な人だ。






そもそも、遭遇がすごく難しい。たまーにばったり会っても、全集中の常中が使いこなせていないときは、話しかけても素通りされた。
しのぶさんに、常中を使っていないと、話しかけられていると気づかれませんと言われて獲得するまで無視され続けた。


常中が使えるようになってからは、返事を返してもらえるようになった。

何回か会話をしたあと、非番だということでどこか行きませんかと言ったら、近くに森があるからスキップをしようと言われた。スキップ?と思いながらもついていった。









そこから先は地獄だった。








スキップとは、木々を伝って森の中を高速移動することだった。

いきなり”ついてきて”と言われて木の上を移動し始めた。ただでさえ大変なのに、頭であるAさんについていくのはもっと大変だった。





まず、匂いを辿れないので絶対意地でもついていかないといけない。

霧が濃くて何度か見失ったがそのたびに戻ってきてくれた。面目ない。




それに、とても早い。

俺のために手加減していることが痛いほどよく分かるが、それでも早い。踏むのは木なので距離感も掴まないといけないのに、迷いがない。

そして、たまによくわからない刃物が飛んでくる。円盤のようなそれは、俺が避けたり服をかすったりしたあと、きっちりAさんのもとに戻ってくる。すごい。







そんなこんなで半刻(一時間)たち、やっと止まってもらえたと思ったら、”時間はある?”と聞かれた。思わず”はい!”と答えると、俺の目を布のようなものでおおい、鼻を何かでつまんだ。痛さからして多分洗濯ばさみ。そして俺を担ぎ上げてあるき出した。








何分経っただろう。いきなり降ろされ、布を取ってもらった。するとそこには、

「屋敷…?」

目の前に大きな屋敷があった。すると足元になにか落ちてきた。






木刀だった。




よくわからないまま持つと、いきなりAさんが切りかかってきて、

そのままよくわからないまま対応し、よくわからないまま応戦して、何度も木刀を腕や胴、足に叩きつけられた。めっちゃ痛かった。


そして倒れたあとAさんは涼しい顔をしながらお茶を持ってきた。


「えーっと?」

「休憩だ。」

俺は、これを機会に色々聞いてみようと思った。

大正コソコソ噂話

Aさんが屋敷の場所を隠してるのは、前何度か家に鬼が来て屋敷を壊されたかららしいよ。

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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃 ,   
作品ジャンル:恋愛
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みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 10時) (レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天羽ステラ | 作成日時:2021年10月3日 18時

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