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十一話 炭治郎side ページ12

そうして遊郭に行ったり宇髄さんが引退したりなど暫くしたあと。




俺は鋼鐵塚さんに刀を作ってもらうため、刀鍛冶の里に行くことになったのだが。









なんとAさんもちょうど来るみたいだ!

なんでも、Aさんの大鎌は、重ければ重いほどいいので、その時の筋力に合わせて重さを変えるらしい。


でも、ずっといるが、まだAさんとは会っていない。甘露寺さんに聞いたら、もしかしたらずっと外で鍛錬しているかも知れない、ということだ。


「Aちゃんはね、すごく強いし格好いいのよ。雑魚鬼なら、相手はAちゃんの存在にも、切られたことにも気付かないまま体が崩れていくの!確か、炭治郎くんは稽古をつけてもらったのよね?


「はい!すごすぎてびっくりしました!


「Aちゃんは、普通なら稽古をつけないの。柱と打ち合うのも、呼吸の威力や被害を見るときだけだし…

 でも、あなたはAちゃんに稽古をつけてもらった。あの子は相手のことをすごくよく見て、ずっと覚えてるから、一日の稽古がそれからの鍛錬にもつながるの。もしあったら、また打ち合いをしてもらったらいいわ。


 じゃあね、炭治郎くん!


「はい!







(甘露寺さんが言っていたお宝、見つけたいなぁ。ああでも先に、Aさんを見つけないと…

あれ、たしかあの人は… そうだ、時透無一郎、さん?揉めてる…?



「どっかいけよ!何があっても鍵は渡さない!あれはもう次で壊れる!

その時、時透くんが手刀を入れた。



そして、胸ぐらをつかむ。



「やめろー!何してるんだ!

俺は思わず、間に入ってしまった。



手を離させようとしても、びくともしない。俺よりも細い腕、小さい体なのに…!!



「君が手を離しなよ。

そう言って時透くんは、俺のみぞおちを殴った。

思わずうずくまる。


「すごく弱いね。よく鬼殺隊に入れたな。



「ん?その箱変な感じがする。鬼の気配かな…何が入ってるの?


 それ…


俺は思わず、手を強く払い除けた。





「さわるな。









するとそこに、Aさんがやってきた。

「え…




「Aさん、聞いてください…?



どうしたんだろう。この人から強烈な匂いがする。






慄然
怯え
不安
恐れ
心配


そうして戸惑っている間に、俺はいきなりAさんに手刀を入れられ、そのまま気絶した。









慄然とは、恐ろしさにぞっとすることです。

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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃 ,   
作品ジャンル:恋愛
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みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 10時) (レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天羽ステラ | 作成日時:2021年10月3日 18時

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