ほら目の前に ページ14
目の前には、オーバーブロットしたグリムと傷だらけの体から赤い何かを流す皆。
グリムを取り戻そうと戦っている先輩。
こんなはめになるはずじゃなかった。
本当だったら、僕の見た事のあるおとぎ話みたいにハッピーエンドで誰も傷つかない終わりを迎えるはずだったのに。
『なんでっ…』
「ここは、俺たちが足止めする！
ジェイド彼を元の世界に返してきてください。」
アズール先輩が、ジェイド先輩に叫んだ。
長く伸びる先輩の手。
嫌だ。
こんな望まないバットエンドなら、壊してしまいたい。
なんで、こんな結末を迎えないといけないの？
誰か教えてよ。
予想していたお話、それは、みんなと悲しいけど、またいつかどこかで会えることを祈ってこの世界にサヨナラをする
なのに…
『違う…僕の望んだ未来はこんなのじゃない…』
ポロリとこぼれた涙に、唇を強く噛み締めて「グルォォォォ！！」と唸り声をあげたグリムに向けて叫んでいた。
『帰ってきてよグリム！！！！
僕こんなふうに君と別れたくない！！！！！！
みんなと悲しみを押しんでみんなとこの世界から元の世界に帰りたいよ！！！
僕はグリムとこんなお別れなんて嫌だ！！！帰ってきてよ！！』
叫ぶ僕を掴んで逃がそうとあの鏡の前に連れていこうとした。
『いやだ！！！！！
離してよ、先輩！！！まだグリムが帰ってきてない！！！
いやだ！！！！！こんなお別れ僕は！！！』
声が枯れそうになってでも、グリムや限界に近い先輩に手を伸ばそうと暴れる。
そんな僕を先輩は、話そうとすらしない。
誰か助けて、こんな結末は、嫌だよ。
こんな悲しい終わりなんて絶対に
認めたくない。
『だったら、私が君に力を貸してあげよう。』
聞いたことの無い声が、脳裏に響く。
『そんなに、おとぎ話の
それは、艶やかな女の人の声だった。
でも少し、老人のような喋り口調。
声がしたかと思うと、一瞬だけ視界に現れ、口付けをしてきた。
『これで、お前は私の
その声と共に彼女は消えていった。
それと同時にグリムの炎の攻撃が飛んできていた。
それと同時に体を包み込むように白いトリのようなものが炎を一瞬にして消し去った。
それと共にふっと意識が飛んで、次目覚めるとそこは、オンボロ寮のベットの上だった
終止符を打たせるな メアリー「予告…編？」→←見えない光がそこに
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アリス(プロフ) - 舞眠さんありがとう！！楽しみにしてて！またいつ良いのが降りてくるか分からないけど(；´Д｀)その時はまたほんとにいい作品作るよ！！ (2020年9月28日 21時) (
レス) id: 7cd8ddd5db (このIDを非表示/違反報告)
舞眠=MAMIN=(プロフ) - アリスさん！楽しみにしています！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 5007dd9946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本を読む木 | 作成日時：2020年9月24日 22時
