嘘つきの彼は死ぬことにした。 ページ12
誰もか寝静まった暗い人の闇みたいに暗い景色。
オシャレな部屋にとベランダがひとつある家。
暗闇に紛れて2人の男が抱き合いながら寝ていた。
金髪の男がぐっしょりと服を汗で濡らし、過呼吸で目を覚ました。
疲れた彼は、横で寝ている彼氏であるフラレルを見つめた。
遥『ねー、フラちん。
俺っち嘘つくの疲れてきちゃった。』
ふと急にフラレルが横で寝ているその横で、聞こえるはずもないのに話しかけていた。
遥『起きてるはず…ないもんね(笑)』
フラレル『…
ふと声が目をつぶって上向きで寝たまま声が帰ってきた。
意外だった、まさかフラレルが起きていることすらオレは、気づかなかった。
フラレル『何動揺してるんだよ。
俺とお前の中だろ。』
不機嫌そうな声。
さらに気づいた時には、ギュッと離さないばかりに握るオレより大きい手。
遥『ど〜しようかな〜！
フラちんが仕事でいない時に
フラレル『ふざけたこと言うなよ。』
ガバッと起き上がるフラレル。
そりゃあ、そうだよな。
オレが唯一の支えだもんな。
フラレル『何1人で、逝こうとしてるんだよ。
お前が
むしろ、お前と一緒に飛び降りる。』
遥『え？』
つい裏返る声。
当たり前だろ？って言わんばかりに顔をしているフラレル。
遥『い、いやいや！！！
なんでフラちん巻き込まないといけないわけ？？？』
フラレル『いつも一緒の好きなやつを失ったら俺だってお前と同じくらいのことをする訳だし、お前…俺とお前の番の絆舐めてるだろ？』
とニヤニヤと笑みを浮かべて肩を軽く小突いてきた。
それを受け入れてむしろ、『番の絆』とか言って、1人で逝かせようとすらさせない優しさに今まで作ってきた心の傷に染みて涙しか湧き上がらない。
フラレル『明日からは、やることもねぇし。
飛ぶ前まで少しの間一緒に居ようぜ？』
笑うその笑顔に、泣きながら頷いていた。
もう何もかもに満足した今。
オレと恋人は、飛び降りる。
綺麗な景色を2人で眺めながら、離れ離れにならないようにお互い手を握りながら。
遥『来世…会えるといいな〜』
フラレル『馬鹿言え。必ず会えるさ』
それから、飛び降りた。
はずなのに、オレ達2人は死にきれず苺鈴という女の下でメルッェルの部下を2人仲良く
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アリス(プロフ) - 舞眠さんありがとう！！楽しみにしてて！またいつ良いのが降りてくるか分からないけど(；´Д｀)その時はまたほんとにいい作品作るよ！！ (2020年9月28日 21時) (
レス) id: 7cd8ddd5db (このIDを非表示/違反報告)
舞眠=MAMIN=(プロフ) - アリスさん！楽しみにしています！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 5007dd9946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本を読む木 | 作成日時：2020年9月24日 22時
