44夢*暖かい夜 ページ4
帰ってきて、各自部屋に戻ってあとは寝るだけの状態。
日付も変わったし、そろそろ寝ようかなって思ってたら訪問者が。
A「はーい?」
卓「A、俺やけど。」
A「たく…?どうしたの?」
卓「今日で最後やから。
出来るだけ一緒に居たいなって思ったんやけど…
一緒に寝よ?」
A「/////!私の部屋で良ければ…どーぞ。」
卓「まーた照れとる。ありがと。」
そう言って私の部屋に入ってきたたく。
卓「Aも寝るとこだった?」
A「うん。そろそろ寝ようかなって思ってた。」
卓「ん、じゃあ寝よ。」
そう言うと先にベッドに寝転がったたく。
そして、ポンポンと隣を叩いた。
卓「おいで?」
A「いいの?」
卓「しばらく会えんけん、そばにおって?」
A「〜/////!」
たくはサラッとそんなことを言うからずるい。
私ばっかりドキドキさせられてる。
卓「寒くない?」
A「うん。大丈夫。」
たくが腕枕してくれて、私もたくの横に寝転がった。
卓「目の前にAがいるなんて夢みたい。」
A「どうして?」
卓「俺のファウルボール当たった時、当てる前からAの存在には気づいてたんよ、俺。」
A「え!?どうして?」
卓「俺、今年の頭ぐらいに夢をみたんよ。
全然知らない女の子と遊んでる夢。
でも、その子めっちゃ俺のタイプでさ。
いつかどっかで出会うんかなーって、思っとたんよ。
それが、Aやった。」
A「それって鍵谷さんと室岡さんとのやつで言ってたやつ?」
卓「そう。知ってるの?」
A「前に見たことあるからなんとなくだけど。」
卓「最初は夢で見た子やーとしか思ってなかったけど、ここまで好きになるとは自分でもびっくり。」
A「たく…。そんなに好きでいてくれてるの?」
卓「当たり前。今もどうにかしちゃいたいぐらい、Aのこと好いとーよ。」
A「たく…/////。」
卓「俺、野球選手やし、遠征多いし、連絡もマメじゃないし、我慢させることいっぱいあるかもしれんけど…それでも良か?」
A「うん、いいよ。
それも含めて、たくのことが好きだよ、私も。」
卓「はぁ…不意打ちはホントやめて…。」
たくはそう言って困ったように笑うと、また私に優しくキスをした。
卓「そろそろ寝よっか。」
A「うん。おやすみなさい。」
卓「ん、おやすみ。」
大好きな人の腕の中で、私はすぐに眠りについた。
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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時