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51夢*大晦日 ページ11

無事に地元に帰ってきて、休んでた分杏ちゃんと毎日働いてた。


たくも遥輝さんも、練習しながらご飯行ったりしてたみたい。


そんなこんなで年末。


大晦日はお店が早く閉まるので、杏ちゃんの家に泊まらせてもらって、カウントダウンする事になった。


杏「今年1年どうだった?A。」


A「出だしは最悪だって思ったけど…
後半は本当にあっという間だったし、今までにないぐらい充実してたかな。」


杏「本当に心配したけど…無事にAが前に進めるようになって本当に良かった。」


A「全部杏ちゃんのおかげだよ。
ありがとう、野球見に行ってくれたり、私とたくを引っつけてくれて。」


杏「そんな!Aの頑張りが報われたんだよ。」


2人で今年1年を振り返りながら、何やかんやしてたら、杏ちゃんの電話が鳴った。


杏「あ、遥輝からだ。」


A「出ていいよ!」


杏「いや、いつでもかけれるし、いいよ。」


A「せっかく電話してきてくれたんでしょ!
遥輝さんも杏ちゃんの声聞きたいはずだよ。
本当に気にしないで?」


杏「ごめんね?
すぐに戻ってくるから…適当にくつろいでて!」


そう言うと杏ちゃんは気を使って部屋の外に出て行った。


私もみんなのインスタとか見ながら、杏ちゃんの帰りを待ってたら、電話がかかってきた。


A「もしもし…?」


卓「A?今大丈夫だった?」


A「うん!大丈夫。どうしたの?」


卓「今実家帰っててさ。
友達と合流するまで時間あったから、Aに電話しようと思って。」


A「嬉しい。ありがとう!」


卓「今日もバイトしとったと?」


A「うん。今日バイト納めして、明日からまたバイト初めだよ(笑)」


卓「アパレルって大変なんやね。
寒いけん、風邪引かんようにしーよ?」


A「年末年始は売り時だからね。
今んところは大丈夫そうだよ。」


そのあとも色々電話してると、杏ちゃんが帰ってきた。


杏「Aごめん!お待たせ!あっ…!」


卓「あれ?杏ちゃんとおると?」


A「うん!杏ちゃんと年越しするの。
スピーカーにするね!」


卓「杏ちゃーーん!今年1年本当にありがとう!
Aのことよろしくね!」


杏「こちらこそありがとうございました!
Aのことはお任せ下さい!」


卓「あ、友達来たわ。
また電話する。バイト頑張るんよ。」


A「ありがとう。
たくも、ゆっくり休んでね。」


こうして私たちの1年は幕を閉じた。

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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時

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