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その日の夜、鬼狩りから戻ると猗窩座が現れ
猗窩座｢A、連れていきたいところがある｣
と言った。
A｢そうなのか？わかった。着替えてくるから待
っていてくれ｣
そう伝え部屋に入りちゃっちゃと着替える。
着替え終わり猗窩座の方へ向かうと
猗窩座は私を抱き上げて“行くぞ”と走り出す。
猗窩座の首に腕を回し、しっかりと掴まる。
やっぱり速いなっ…！
森を抜け、ぴょんぴょんと丘の上へ飛び乗る猗窩座は私を気遣うように時折こちらを見た。
こういうとこも好きだ。
______________________
暫くすると“着いたぞ”と彼はゆっくり私をその場に降ろしてくれる。
そこは
A｢わぁ…！｣
辺り1面の美しい草原だった。
風に煽られゆらゆらと大地の表面が揺れる。
見上げればいっぱいに星空が広がっていた。
A｢すごいっ… 猗窩座、ここ見つけたのか…？｣
猗窩座｢ああ。この前鍛錬している時に見つけた｣
鍛錬してる時にか…！すごいなぁ。
星空を見ていると色々な思い出が蘇る。
そういえば…
屋根の上でも猗窩座とこうして星を見たっけ…。
A｢猗窩座、｣
私は猗窩座をギュッと抱きしめる。
A｢連れてきてくれてありがとう、猗窩座｣
猗窩座｢Aと共に見たかったんだ。喜んでもらえ
てよかった｣
目があって微笑み合う。
なんだかこの世界にもう私たち2人だけみたいだ。
猗窩座の口付けは優しくて、甘くて。
もう絶対にこの幸せを手放さないようにしよう。
猗窩座｢A、｣
A｢なんだ？｣
猗窩座は私の両手を強く優しく握り
私をじっと見つめた。
その真剣な眼差しにドキンと胸が高鳴る。
猗窩座｢改めて、俺の一生をお前に捧げることを誓お
う。そして必ず俺が守る｣
A｢猗窩座っ…。私も、私もだ！
ずっと猗窩座の傍にいる。どんなに世界が
牙を剥こうと私たちは一緒だ｣
確かめるようにもう一度口付けをして。
しばらくの間、2人で星空を眺めた。
共に一生を捧げ合うことを
私たちこの星空に誓った。
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ななや(プロフ) - うさぎもちさん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2022年3月2日 17時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 続編おめでとうございます〜！大好きです！楽しみにしています！ (2022年3月2日 15時) (レス) @page1 id: 3d47e5a306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2022年3月2日 15時
