流れ星のようにキミは。 (ページ49)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:22,561 hit

風紀委員の人ー#ーページ49

やばいやばいやばいやばい！

遅刻する！！！

そう、昨日猗窩座のこととか夏祭りとか色々調べたり考えたりしてたら

A｢もー！私はアホか！｣

寝坊した。

あとちょっとで予鈴が鳴る。

それまでに門を跨がないと！！

A｢くっ、この手を使うか！｣

茂みに入ってガサガサと走る。

近道するしかない！

枝とか葉っぱが刺さってちょっと痛いけど仕方ない！

そしてついに

A｢いよっしゃぁぁあ！セーフっ！｣

門を跨いだ。

なーんだ、結構余裕じゃん？

私本気出せばいけんじゃーん。

その時だった。

善逸｢あのー、葉っぱだらけですけど…｣

A｢へっ、あ、すんません…｣

門に立っていた金髪の男の子に声をかけられる。

風紀委員の人かな…？

A｢取れました？｣

善逸｢いえ、えっと、まだ…｣

A｢ごめん、取ってくれない？｣

善逸｢えっ、いいんですか!?｣

ん…？いいんですかってなんだ。

この子はどういう子なんだ？

A｢はい(？)｣

善逸｢失礼しまーす、うふふ！｣

ん、なんか寒気する。

A｢ごめん、やっぱりいいです。自分で取ります｣

善逸｢えええぇぇぇぇえ！｣

いやいやいやいやいや、なんでなんでだ！

A｢キミ…風紀委員をいいことに女子に変なこと
してるんじゃないだろうな｣

善逸｢そそそそんなことしてないよぉお！｣

A｢んな、泣かなくても！｣

豆腐メンタルの子だったか…！

てか、やばい！本鈴がなる！

A｢ごめん、えーっとキミ名前は？｣

善逸｢我妻善逸です｣

A｢そっか！私は天川A！我妻も本鈴鳴る
前に教室戻りなよ！んじゃ！｣

ぶんぶんと手を振って校舎に走る。

まぁ結局…間に合わなくて

冨岡先生に怒られたんだけど。