流れ星のようにキミは。 (ページ47)

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今日も今日とてページ47

A｢はー、猗窩座…休憩していい…？｣

猗窩座｢A、もう少し頑張れ｣

A｢了解…｣

放課後。

今日は教室に残って勉強している。

なんか青春って感じ？

テスト期間だから部活も無いようでグラウンドは自主練習以外の生徒は帰っている。

はぁ…この問題が解けたら休憩しよう、よし。

猗窩座は今日もスラスラとシャーペンを動かしている。

が

ん…？

A｢猗窩座、これ違う｣

猗窩座｢そうなのか？｣

猗窩座がやっているのは古文だ。

A｢これは連用形接続の“けり”だから______」

猗窩座「Aは古文が得意なんだな｣

A｢うん、なんかね｣

猗窩座｢俺とお前を足したらちょうどいいかもな｣

A｢ふふっ、そうだね｣

カーテンから風が吹き込む。

なんか…幸せだなぁ…。

その時だった。

ガラガラっ

梅｢A！まだいたの？｣

A｢！梅!?なんでここに？｣

梅｢アンタの下駄箱見に行ったらまだいたから。お兄ち
ゃんは今日バイトだし｣

猗窩座｢(！謝花梅…堕姫か…)｣

梅｢何してんの？｣

A｢テスト勉強｣

梅｢えーっ！…てかそっちのまつ毛誰？｣

梅が指をさしたのは猗窩座だ。

A｢猗窩座だよ。私の友達｣

梅｢ふーん｣

梅はジロジロと猗窩座を見ている。

猗窩座はと言うと嫌そうな顔をしている。

この空気をなんとかしなくては…

えーっと

えーっと……

A｢梅も一緒にする？｣

梅｢アタシはいい。勉強嫌いだし先に帰るわ！
じゃーね、A！｣

A｢あ、うん！また｣

綺麗な髪を揺らして梅は廊下を走って帰っていく。

猗窩座｢堕…。…謝花梅といつ知り合った？｣

梅が出ていったと同時に猗窩座が口を開く。

A｢今朝だけど｣

猗窩座｢そうか｣

どうしたんだ…？

もしかして梅も猗窩座と何か繋がりが会った人なのかな…。

でも猗窩座は別に話そうとしないしいっか。

猗窩座｢日が落ちてきたしそろそろ切り上げるか｣

A｢あ、うん｣

猗窩座｢送ってく｣

A｢あ、ありがと｣

何となく熱くなる頬をそっと抑えて猗窩座と帰り道を歩いた。