流れ星のようにキミは。 (ページ39)

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好きな人ー#ーページ39

A｢私は…まだそんな…｣

頭に猗窩座の顔が浮かぶ。

しのぶ｢でもよく素山くんと話していますよね｣

蜜璃｢素山くんって、猗窩座くんの方？｣

A｢それはそうだけど…｣

胸がドキドキと高鳴る。

この感覚、初めてじゃない…気がする…。

蜜璃｢猗窩座くんのこと好きなの!?｣

A｢えっ、それは…まだよく分からない…｣

しのぶ｢猗窩座くんはAさんのこと好きそうです
けどね〜｣

蜜璃｢そうなの!?｣

顔が熱くなって思わず下を向く。

ああ、もう。

私ってなんて恋愛下手くそなんだ…。

蜜璃｢でも、確かに猗窩座くんって結構モテてたわ〜｣

A｢そ、そうなの？｣

蜜璃｢私2年の時同じクラスだったけど“クールでかっこ
いい”とか“頼りがいある”とか｣

しのぶ｢そうですね、狛治さんに比べたら少しとっつき
にくいところもありますが、それがまたいい、
みたいな感じでしたね｣

A｢そ、そうなのか｣

そりゃそうか、猗窩座って本当にかっこいいし、性格もいいもんなぁ。

蜜璃｢1回双子投票みたいなのあったわね〜、誰が初めた
のかしらね〜｣

しのぶ｢時透ツインズも巻き込まれてましたね｣

そんなのあったんだ。

しのぶ｢私は良いと思いますよ、素山くん｣

蜜璃｢私も！彼女だけに優しいタイプかもね！｣

A｢そ、そっかぁ…｣

猗窩座はみんなに優しいと思うんだけどなぁ。

でもとにかく今は猗窩座のこともっと知りたいや。

たくさん話して猗窩座のこと教えて欲しいし

私のことも知って欲しい。

多分よく知ってるんだろうけど。

蜜璃｢Aちゃん、頑張ってね！｣

A｢え、あ、うん(？)｣