転入生は転生者 ページ4
キンコンカンとチャイムが鳴って騒がしかった教室はまだ少しのざわめきを残したまま静かになる。
担任が入ってくる。
｢今日は転入生がいる｣
猗窩座｢！…｣
その言葉にクラスのヤツらが騒ぎ出す。
だが俺が真っ先に思ったのは
“もしかしたら、もしかするかもしれない”
それだけだった。
そして
｢天川、入れ｣
教室に入ってきた人物を見て俺は目を疑った。
A｢天川Aです。よろしくお願いします｣
その生徒はAによく似ていた。
あの雰囲気、立ち姿、声色。
間違いない、天川AはAの転生者だ。
高鳴る胸を必死に抑える。
アイツは前世の記憶があるのか？
それとももう失ってしまっているのか？
｢じゃあ、そうだな。…胡蝶の隣に座れ。あそこだ｣
A｢分かりました｣
胡蝶は俺の前に座っている蝶の髪飾りを付けた生徒でコイツも転生者だ。
こちらに向かって歩いてくるAの姿に固唾を飲む。
俺の斜め前に座ったA。
近くで見るともう疑いようがない。
Aだ。
最愛の人だ。
しのぶ｢私は胡蝶しのぶです。よろしくお願いします。
Aさん｣
A｢天川Aです。よろしく！｣
まだ俺には気づいていないようで胡蝶と会話をしている。
早く昼休みになれ。
昼休みになれば少し話が出来る。
確かめたい、前世の記憶の有無を。
フワリと揺れたAの髪からは
あの頃と変わらない
優しくて少し甘い匂いがした。
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ななや(プロフ) - このはさん» ありがとうございます！ (2022年3月22日 18時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - Kmtさん» ありがとうございます！ (2022年3月22日 18時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
このは - 好きです！楽しみです！ (2022年3月13日 20時) (レス) @page4 id: 2b0ab29ab9 (このIDを非表示/違反報告)
Kmt - 待ってました！楽しみにしてます！ (2022年3月13日 20時) (レス) @page4 id: 83da272bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2022年3月13日 20時
