流れ星のようにキミは。 (ページ29)

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鬼殺隊についてのことページ29

狛治｢じゃあ放課後な｣

猗窩座｢ああ｣

狛治と別れて教室に入るとAが1番だったようで自席で眠っている。

寝不足か…？

そっと髪を撫でるとAの目がゆっくりと開く。

A｢あ、猗窩座、私寝てた？！｣

猗窩座｢ああ、涎の後｣

A｢うそっ｣

猗窩座｢冗談だ｣

A｢おい｣

からかうとむっとする顔も変わらない。

猗窩座｢寝不足か？｣

A｢うん、ちょっとな。鬼殺隊とかについて調べ
ててさ｣

猗窩座｢鬼殺隊か…｣

鬼狩りのことだな。

杏寿郎や義勇もそうだったな。

A｢色々調べてて…誰か鬼殺隊で前世の記憶を
持ってる人いないかな｣

猗窩座｢きっと探せばいるとは思うが…。誰も自分が
前世の記憶を持っているなんて言わないだろう｣

A｢確かにそれもそうか…｣

だが話した感じ誰も分からない。

杏寿郎も胡蝶しのぶも何も覚えていないようだし。

覚えていたとしても悟られないようにしているヤツもいるかもしれない。

A｢猗窩座はその、鬼だったからあんまり隊士と
かのことは分からない感じだよな？｣

猗窩座｢そうだな、すまない｣

A｢ああ、いや、猗窩座は悪くないから！私も
頑張って探してみる！｣

“髪結び直してくる！”と言ってAはトイレに走って行く。

髪…

そうだ、アイツの髪にはあの青い組紐がよく似合っていたんだ。

同じモノとはいかないがまた何かあの紙に似合うものをプレゼントしたい、なんて心のどこかで思った。