流れ星のようにキミは。 (ページ25)

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準備室ー#ーページ25

放課後、私は煉獄先生のいる歴史準備室に行った。

A｢失礼します｣

中に入ると資料を見ている煉獄先生がいる。

煉獄｢む！どうした！天川少女！｣

やっぱり声でかいな。

A｢えっと、ちょっと資料が見たくて｣

煉獄｢そうか！勉強熱心だな！感心感心！｣

A｢あー、その申し訳ないんですけど、今習って
るところが調べたい訳じゃなくて｣

煉獄｢よもやっ！では何を！｣

A｢その…鬼を…｣

そう言うと煉獄先生は大きな目をさらに見開く。

煉獄｢鬼!?そうなのか！｣

A｢はい、ありますか？｣

煉獄｢しかし、そのような資料はあまりないな！｣

A｢あまりってことは少しはあるんですか？｣

煉獄｢うむ！ほんの少しだがな！着いてきなさい！｣

A｢はい｣

準備室のもう1つ隣の部屋に入る。

煉獄｢ここの…あった！これだ！｣

A｢ありがとうございます！｣

煉獄｢うむ！｣

あ…煉獄先生、髪に埃が…

A｢先生、埃が…｣

そっと手で埃を払うと煉獄先生は少し頬を赤くする。

煉獄｢先生として不甲斐ないなっ！すまない！｣

A｢ふふっ、いえ！ありがとうございました！こ
れ借りてもいいですか？｣

煉獄｢構わないぞ！｣

A｢ありがとうございます！失礼しました｣

資料を抱えて部屋をでる。

煉獄先生って声大きくてちょっと変な人だと思ってたけどすごく良い先生なんだなぁ。

照れた顔がちょっと可愛かったっていうか。

思い出し笑いをしながら軽い足取りで家に向かった。