流れ星のようにキミは。 (ページ13)

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童磨ー童磨sideーページ13

職員室から出てきて歩いていた女の子にぶつかった。

それは

A｢ご、ごめんなさい…｣

童磨｢あぁ、いいよ〜、俺もごめんね｣

3組に転入してきたと噂の天川Aちゃんだった。

ふ〜ん、この子がAちゃんかぁ。

前世なら食べてたかも。

A｢あの…？｣

童磨｢あ、ごめんね、ボーッとしてた。俺は2組の童磨。
俺と友達にならない？｣

“食べてたかも”というのは俺は前世で鬼だった。

今となっては人間に生まれ変わったわけで食べようとは流石に思わないけど。

A｢いいけど…私は天川A｣

知ってるけどね。

童磨｢よろしくね、Aちゃん｣

右手を出すとAちゃんは俺の手を握り返してくれる。

その時だった。

猗窩座｢おいっ！お前、何をしている！｣

童磨｢わぁ、猗窩座殿〜｣

A｢猗窩座!?｣

猗窩座殿が現れ、Aちゃんを自分の方へ抱き寄せる。

猗窩座｢Aに近づくな、失せろっ…！｣

童磨｢猗窩座殿、酷いぜ？俺はAちゃんと友達に
なっただけなのに。ね、Aちゃん｣

A｢あ、ああ…(？)｣

猗窩座｢本当か？A、何もされていないか？｣

A｢？平気だ。何もされてない｣

猗窩座｢よかった…｣

童磨｢！｣

もしかしてこの子が猗窩座殿が前世に愛していた娘か？

猗窩座殿が自害したあと、無惨様から聞いた話だと猗窩座殿は1人の女と毎晩あっていたとか何とか。

ふ〜ん、この子が…。

確かに猗窩座殿が惚れ込んだだけのことはある。

芯があって、全身から強いオーラを感じる。

猗窩座｢行くぞ、A｣

A｢え、あ、うん｣

童磨｢Aちゃん、猗窩座殿、またね〜｣

A｢あ、うん｣

童磨｢それとさ、Aちゃん、青色なんだね！｣

A｢は？何が？｣

童磨｢パンt｢だぁぁぁあ！そういうことは分かっても言
うなっつっの！！(偽パン履き忘れた…！)｣｣

猗窩座｢？｣

そのまま2人は階段を上っていく。

天川A、またの名を天龍A。

童磨｢覚えとこ〜っと｣