ー歌ってみたー ページ30
まろまろ様リクエスト!有難うございます!
_そらるside_
やはり俺の提案に驚いている天月とA、ぽかんと口を開けて開いた口が塞がらない状態だ。俺の代わりにまふが説明を始める。
「それがね?さっきの放送でAは歌ってみたを出したりしないの?って質問がきて…そらるさんと考えてたんだ」
「歌ってみた…って、」
『まぁ、本人次第なんだけど…』
「………や、りたい」
『「「!!」」』
「やってみたい、です」
『ふふっ…そっか』
「そうと決まれば!」
「あ、じゃあマイク前に使ってたやつあげるよ!」
『天月、いいの?』
「うん、壊れてるわけじゃないし。普通に歌ってみたなら取れると思うよ!」
「ありがとう天兄!!」
『てんにい…』
部屋から駆け足で出ていく天月とその姿に手を振るA。どうやら、何か進展があったみたいだ。…後で詳しく聞かないと…
「…そらるさん、そらるさん」
『ん?』
「歌はどうするんですか?」
『…すーぱーぬこになりたい』
「…絶っ対可愛い」
『だよな』
____
まふが機材を集めたりマイク調節をするなら俺はAの風呂に入って濡れた髪を乾かしていた。ふわふわとたんぽぽのように浮くAの髪はとっても綺麗だ。俺の天パと違ったいい感じの天パだ。
「ん…気持ちぃ」
『そっかぁ……Aの髪はふわふわで可愛いね』
「…かなたさんがそう言ってくれるなら、この髪はきっと可愛いんですね」
『なんで?』
「…ぼわぼわしてて可愛くないって言われちゃうのが、ちょっと嫌だったの」
『…でもさ、毛の量は少ないからきっとサラサラの髪だし。ストレートの人みたいにいろんな髪にわざわざ弄らなくていい…。俺は好きだよ、Aの髪』
少しの間黙ったままでいたA。俺は何も言わずに髪を乾かしていた。あの時、葬式の時は短かったAの髪ももう肩よりも下に伸びていた。どれくらい伸ばすのかわからないけど、こうやって髪を乾かせるのは結構楽しい。
「………うん、私も、……私の髪好き」
『…ふふっ…そっか』
「だって…お父さんと一緒の黒だもん。お母さんの目だもん。……嫌いになんて、なれないや」
『うん……そうだね』
カチッと電源を落としてドライヤーの風を止める、Aの頭を撫でて終わりだ。
『…はい、おしまい』
「ありがとう、かなたさん」
『……髪、伸ばしたい?』
「…うん」
『そっか』
「機材準備終わりましたー!」
まふの声がリビングに響いた。
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夜桜(プロフ) - 犬坂さん» わぁぁ!!犬坂ぁぁ!ボードでお話あんましてなかったから久しぶりー!!コメント嬉しい!!!覚えてるに決まってるよ!!!おしゃべりめちゃ楽しかったもん!!!リクエストマジありがとう!!もちのろんで書かせて頂くぜ!!!! (2019年6月30日 19時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
犬坂(プロフ) - まふくん可愛いwあ、お久しぶり!犬坂だお、覚えているかい?あと。リクエストで、『夢主ちゃん迷子になってほすぃー』 (2019年6月30日 19時) (レス) id: 6b5e6236e0 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - そると。さん» 私も素晴らしいリクエスト頂けて嬉しいです!!!そると。さんに感謝しかないです!!コメントありがとうございます!! (2019年6月28日 22時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - こんなに早く書いていただけて嬉しいですー!楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年6月28日 22時) (レス) id: 86f42cc0f3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - まろまろさん» ぁ、まだ数話続きます!!ありがとうなんて、私の方こそリクエスト有難いので、マジ感謝なんですよ!!!本当にありがとうございます!! (2019年6月21日 20時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2019年3月3日 17時