子供生活26日目 ページ29
『うらた、くん…』
「っ…すみません」
『別に、平気だから…言いたいこと言ってていいよ』
「ははっ…やさしー」
笑いながら…何かを零すのを我慢しているように見えた。
本当に大事な子なんだな…そう思った
『(あぁ、俺だったらどうだろう)』
俺が同じことをされたら、Aがいじめられていたら……何をするだろうか、どうしてしまうだろうか
浦田くんは我慢してきたんだろうな…その子のために
『浦田くん』
「…何ですか」
『＿＿＿＿お疲れ様』
「ふふっ何それw」
『んー、何となくかな』
「……ありがとーございます、彼方さん」
『お礼なんて言われることしてないよ』
「気持ち楽になりましたよ」
『…そっか』
−−−−−−
ようやく終わった説明会の内容は…めんどくさいものだった
簡単に言えば、他の学校よりここはどーたらこーたら…
いじめはゼロです！とか、もしあっても絶対に問題を起こさない的なことを言ってた
その度に浦田くんからは殺気が溢れていたが何とか抑えているようだった。
でも、俺も不安に思った
こんなんで本当に大丈夫だと言えるのか……Aを預けられるのかな…そう思った
『はぁ、やっと終わったぁ』
「そうですね…不安だなぁ」
『だね…ちょっと怖いや』
「…そらるさんの子供と同じクラスになれるといいですね」
『…そーだね、楽しそう』
「でしょ？」
浦田くんは初めて嬉しそうに笑った
浦田くんと別れた俺はマフラーを巻き、白い息をはきながらスーパーを目指した。
−−−−−−
(まふまふside)
そらるさんからのLINEを見ると、今日が説明会らしくAちゃんを見てて欲しいと頼まれたので二つ返事でOKした。
家に行くと玄関にはAちゃんが座っていた、驚いた僕は情けない声を出してしまったので……恥ずかしかった
『Aちゃん！？ど、どうしてそこに座ってるの？』
「…かなたさん待ってます」
『…そこで？』
「うん」
その健気な姿はとても可愛いけど……流石にここは寒いし、そらるさんに怒られそうなので説得してリビングに居てもらうことにした。
「…かなたさん」
数分に1回は扉を見つめるAちゃんの姿は何故かとても悲しそうに見えて、胸が傷んだ
『…Aちゃん、大丈夫、ちゃんと帰ってくるよ』
「……うん、信じてるから平気」
『＿＿＿＿そっか！』
そらるさん…心配しなくてもAちゃんはあなたを信じてくれてますよ。
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いろは - 名前いろはに設定してるんです、めっちゃまぎわらしい、、。 いつもだけど。 (2021年6月28日 17時) (
レス) id: 7123c4f9b6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - 次回予告が不穏…けどめちゃ面白い……っ！ (2020年12月12日 16時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - Machika@まっくるさん» それなとしか言えませんね。読み返してみると、矛盾多くね？ってなります…(真顔)(白目) (2020年1月4日 9時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
Machika@まっくる - なんか夢主ちゃん不幸なのか幸せなのか分かんないですね……(真顔) (2020年1月3日 20時) (レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ハクちゃんさん» コメントありがとうございます、面白いなんて、ありがとうございます！！最っ高の褒め言葉です！！私ももっともっと上手に書けるように頑張ります！！ (2019年7月1日 22時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
| 作成日時：2019年1月6日 21時
