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「俺の家族を、侮辱するなぁあ!!!」
そう言って竈門くんが鬼の頸を切った…が、それは無駄だった。鬼の体が列車と連結していたからだった。列車の中にある本体を探して殺さないと200人の人が死ぬ。
慌てる竈門くんに声をかけて煉獄と会ってくるように話す。
『…さて、好き勝手やってくれたみたいだね』
一般人に近づく鬼の気持ち悪い手を切り落としたり、粉々にして前へと歩く。恐らく煉獄は3人に鬼の頸を頼んで自分は残りの五両を守るのだろう。ならば、僕は彼らのサポートに回るべきだろう。
『夢の呼吸、壱の型・夢縁』
叩き切った腕はすぐ再生するらしい。粉々に切れば数分は回復できない、効率重視なら一気に粉々にしよう。
四両分の腕を切り終え、前を目指す。
前には竈門くんと嘴平くんの姿。
二人は大きな目玉が沢山ついてる気持ち悪いやつに手こずっているらしい、急いでそれを細かく切り刻むと、駅員が案の定邪魔してきた。
竈門くんに針が刺さる前に駅員を眠らせるつもりだったが、それは出来なかった。嘴平くんに襲いかかろうと最後の力を振り絞った目玉の鬼を切り、灰にする。急いで駅員を眠らせるが、針は竈門くんの腹をかすった。
「ぐ…!」
『竈門くん、ごめん庇えなかった!』
「だ、大丈夫です!死ぬほどの怪我ではないので!!」
そう言うと竈門くんは本当の鬼の本体の頸へと刃を向けた。
「ヒノカミ神楽・碧羅の天!!」
『…ヒノカミ、神楽……』
どこかで聞いたことがある気がしてならない。しかしその考えはある悲鳴によってかき消される。鬼の声だった。
のたうち回るように揺れる列車、乗員が危ない。そう思い型を出して少しでも被害を抑える。きっと、煉獄もそうしてくれているはず…。
『____はぁ、終わった…』
竈門くん達と別れてしまったし、列車で怪我をした人達の手助けをする。
その時、何かの落下音が耳に入る。敵か?と思いその方向へ走っていくと…
『…煉獄…!』
「鬼になれ、人間は老いて死ぬから駄目だ…。鬼になればお前の強さも至高の領域まで到達できるんだ。」
「俺は、鬼にはならない」
煉獄は刀を構える。
後ろには竈門くんと嘴平くん。倒れてる竈門くんを庇って戦っている煉獄。
刀を構えて走り出す。
『夢の呼吸・参の型・
ズバッ
「!…お前、そうか、お前も鬼になれ!」
『…お前、大量に食っているな…』
「だからなんだ」
『“俺”はお前を許さない。
…同情の余地もない』
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霞(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (8月13日 17時) (レス) @page14 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…ありがとうな (2022年10月31日 9時) (レス) @page3 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - 4869H.Kさん» ソッコーで直しました。ありがとうございます! (2019年12月29日 23時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 細かいことごめんなさい。鬼殺隊です (2019年12月29日 22時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - レイれいさん» ありがとうございます!!!嬉しいの一言です…! (2019年12月29日 1時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 x他1人 | 作成日時:2019年8月29日 0時