NARUTO＊愛に飢えた孤独な少女＊ (ページ14)

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第１４話まさか二重人格があったなんて……うんbyデイダラページ14

(人１)の精神の最奥

１１尾〈まさかオマエがあんな公の場に顔を出すとは……〉

(人２)「……仕方ないだろ。(人１)が？のことを忘れたまま、あいつらに靡いて自己を肯定したら……？の立場がない」

１１尾〈憎まれ口を叩いても、やはりオマエも？には頭が上がらなのか〉

(人２)「……悔しいけどな」

１１尾〈それでこれからどうするんだ？〉

(人２)「まだ……だ。当分は動けない。？の居場所や生存が掴めていないからな」

１１尾〈……？のことだ。どうせ生きていてどこかで遊んでるんじゃないのか〉

(人２)「……オレもそう思うが」

１１尾〈ん？〉

(人２)「……きっと、寂しい思いをしてる」

１１尾〈……〉

(人２)「？も(人１)と同じく、他人に迷惑や心配をかけないようにニコニコしてるが……本当は、心の中で泣いてるとオレは前から思ってた」

１１尾〈……〉

(人２)「苦しいのに、哀しいのに、その痛みを誰にも打ち明けないで……一人で葛藤して……それで自分を心配している奴らを傷つけてる。……」

１１尾〈そうか……〉

(人２)「……とりあえず、今はまだ動く必要はない。それにオレが表に出れば少なからず(人１)にも影響するからな」

１１尾〈……わかった〉

◇◇◇

夢はいつだってあの懐かしい日を見せる。

(人１)『……ひっく』

泣きじゃくる自分。

化け物扱いされる自分。

＿＿＿＿『あの子が人柱力？』

_______『子供の姿をしてたって、化け物が憑いてるんだ』

どうして？

どうして？

わたしは化け物じゃない！人柱力でもない！

＿＿＿＿？『おいで』

また、あの声……。

＿＿＿＿？『どうしたの？なんで泣いてるの？』

差し出された手。

(人１)『わたしが化け物だから……！みんなわたしを……っ、否定するの！』

ああ、きっとこの子も

わたしの正体を知って背を向けちゃうのかな。

＿＿＿＿？『……君の名前は？』

(人１)『え……？(人１)……』

＿＿＿＿？『オレは……だよ＾＾(人１)、一緒に遊ぼう』

お日様のような眩しい笑顔。

無邪気な横顔。

どうして、この子はわたしを怖がらないんだろう？

どうして、そんな哀しみに満ちた眼差しでわたしを見つめるのだろう？

＿＿＿＿？『ねえ笑ってオレの大切な(人１)』

温かい。

彼は優しく微笑み、わたしに手を伸ばす。

＿＿＿＿？『行こう』

とても大切だった人。

忘れたくなかった人。

忘れられなかったはずの、大切な……。