検索窓
今日:13 hit、昨日:44 hit、合計:60,791 hit

第2章 - 16話 ページ27

「あまり無理せずにね、今日と明日でゆっくり休むように。」

白衣を着た若い養護教諭が、椅子に座ったままこちらを見て、そう言った。
私はゆっくりと頷き、口を開ける。
「そうします。ありがとうございました。」

ドアを開けて廊下へ踏み出す。
振り返って一礼し、ドアを閉め、寮に戻るべく足を進めた。

窓の外では、空が赤紫色に輝いている。
今日は雨が降ったのだろう、静かな小雨が訪れた跡が窓ガラスを伝う。

私は夕焼けの光を反射する廊下を一人で歩いた。

第2章 - 17話→←第2章 - 15話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

零落*・reira(プロフ) - カルタさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても励みになります…! (2020年2月16日 15時) (レス) id: 5e63a1d1e7 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです!合格おめでとうございます!更新楽しみにしています! (2020年2月16日 14時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
白餡(プロフ) - パパっと読んでみましたが、描写も結構きっちりとしていて面白かったです。更新頑張ってください (2019年2月16日 23時) (レス) id: 81568ffd32 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零落 | 作成日時:2019年2月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。