第１０４話 ページ7
「諦めるワケじゃないだろ？」
「当たり前ッスよ！」
ケイジの問いかけにジョーは力強く答えた
「みんな！オレと約束してくれねーか！」
「どういうことですか！？」
「オレは賢者だ！占いもやった！でもまだハッキリと占い結果を言ったわけじゃねえ！"賢者"は占いの結果を偽れない･･･だから、オレは"鍵番"の名前を言う！その代わり、オレに投票しないで欲しいんだ！」
「何それ、"賢者"だけど死にたくありませんって？」
「オレは乗るぜ！言ってみろ、そいつの名前を！」
折角見つけた"賢者"なのに死にたくないってなんだ
放っておいても票は集まると思ったら、何で賛同するんだよ
「そいつの･･･名前は･･･」
正直ヒヤヒヤさせられたが、何とかなるだろうか
「ジンさんだ！」
「サラのことはお友達だから庇ってたわけだね」
「よぉーし！あとは、サラ、ソウ、カンナ、カイの三人から身代を･･･」
「あの･･･」
カンナが小さな声を上げて手を挙げた
「私･･･"賢者"です」
「ニャン！？」
「占いの結果･･･ソウさんが"鍵番"でした」
「お、おい･･･」
「いえいえ、私が賢者ですよ。サラさんが"鍵番"でした」
黙っていたカイも落ち着いた声で発言した
「もう、頭がぐちゃぐちゃワァーーン！！」
「何だよ、黙ってたくせに突然出てきやがって」
「うふふ、あと8分ですよ。みなさん、あはは」
良い感じの流れだったのに、突然出てきやがって
空気読めっての
「オーケーだ。6人は発言をやめてくれ。ここは一度おまわりさん達で話し合おう」
「急げ！時間がねーぞ！」
ここで俺たちの発言権が消えた
ケイジがいるなら何とかなるか
「ソウとカンナが組んでるのは間違いない･･･」
「け、ケイジ！カンナが悪だくみなんて無理だって！」
ソウとカンナは確実に組んでいる
口裏を合わせて"鍵番"と"賢者"であると証言すればいいだけの話だ
「カンナは･･･あのニット帽に利用されてるんだ！切り捨てる気なんだ！選んじゃダメだ！」
「最後に役職を言ったロン毛エプロンが怪しいワン！」
「ジョーを信じたが、あいつ本当に"賢者"か！？」
「うふふ、残り三分でーす」
あーでもないこーでもないと議論を続け、消費したのは時間だけ
上手いこと最初の下りに戻ってくれればいいのだが
ソウとカンナ以外にはカイとサラ
メールの内容から考えれば、カイが一方的にサラを庇っているとも考えられる
「賭けるか･･･」
ケイジは静かな声で呟いた
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蓮花(プロフ) - 春雨さん» コメントありがとうございます！キャラの性格は割りと迷走してて初期と違う人みたいになってます笑 (2019年6月24日 6時) (
レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
春雨(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませて頂いてます。ジン君のキャラクター性が好きです…。更新頑張って下さい!! (2019年6月19日 19時) (レス) id: 55d503be78 (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - キグみんさん» 大変長らくお待たせいたしました...！こんなに更新怠けるなんて想定の範囲外〜でした... (2019年5月23日 8時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
キグみん(プロフ) - 待ってました…!!(*´ω｀*)もう感謝感激雨アラレ！ジン君がんば！！ (2019年5月22日 16時) (レス) id: 46622e472d (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - キグみんさん» ありがとうございます。気長にお待ちください (2019年5月22日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年10月10日 10時
