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第42話 ページ44

俺の提案に部屋の全員の視線が俺に集まった


「あはは、さっきから聞いていれば、ずいぶんと命知らずなんですね」


ホエミーは笑顔で俺に声をかけた


「別に、最多票を獲得したからって死ぬわけじゃないでしょ?」


ホエミ―はうふふ・・・と笑ってごまかしている


俺は投票先を決めると"投票"と書かれたボタンを押した


するとタブレットに「〜投票〜」と表示された


【サラ0票、ジョー1票、ケイジ1票、カンナ1票、Qタロウ1票、ソウ0票、ジン2票、レコ1票、ナオ0票、カイ1票、ギン1票、ミシマ3票】


それぞれ獲得票数が表示された


「〜投票結果〜」


【ミシマ 3票 最多投票獲得】


「おや・・・偏ってしまったようですね」


うわぁ、俺って人気ない?


「これが・・・投票用タブレットなんですね・・・」


試験投票を終えた俺たちは確かに誰がどこに投票したかどうかは分からなかった


最も票を多く獲得したのはミシマだった


そう、たったそれだけ


それなのに、何だこの胸騒ぎは・・・


「あはは、何か言うべきことはありますか?」


ホエミ―はミシマに尋ねた


「・・・もし、アナタが人間ならば言うでしょうねぇ・・・こんなことおやめなさい、人の心があるならば・・・と」


「うふふ、生憎持ち合わせてございませんの」


「ふびんな・・・」


「えへへ、それよりいいんですか?」


「はい?」


ピッという音が響いた


携帯のバイブレーションのような音が響く


ホエミ―は笑顔だった顔を崩した


ぞっとするような表情で冷たく呟いた


「最期の言葉がそれで」


ミシマは自分の首輪に触れる


「・・・これは何のマネですか・・・?」


小刻みに振動しているのか、ミシマの声は震えている


「爆発は、しないのですよね・・・?」


「あはは、爆発は・・・ね」


「なんですって・・・?」


ミシマの顔色が変わる


「せ・・・先生・・・?」


「うふふ、あふ、あふふはは・・・!」


ホエミ―の不気味な笑い声が響く


ミシマは首輪の異変に気付いたのか身を丸めた


「ミシマ?どうしたんだ?」


俺は駆け寄って背を擦る


「・・・!?熱い・・・!!」


「え?」


ミシマは熱いと訴えると、彼の首輪から煙が出た


「がああ・・・!首が・・・!」


ミシマの首輪が熱されたガラスのように真っ赤になっている


「お、おい!!」


「あああ・・・!!あああああああ・・・!!」

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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが・・・。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか?ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね!上から目線ですみません(´・ω・`) (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください!応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青薔薇 | 作成日時:2018年3月9日 14時

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