第２６話 ページ28
「大丈夫ッスよ！サラは鋼のメンタルだから！ハガメンッス！」
「ハ、ハガメン･･･？」
始めて聞いたぞその略語･･･流石高校生ってところか
「ジンさんがやらかしたとしてもサラが一緒に困ってくれるから安心してくださいッス！」
「いや、やらかしたらダメだろ」
「ううっ･･･そっか･･･」
ジョーって面白いやつだな。思わず笑いが零れてしまった
「あっ、ジンさん笑った」
「え？」
「いやぁ･･･ずっと心配だったんスよね･･･表情うかがえないから」
顔の包帯のせいだろう。表情が掴めないから余計な心配をさせていたのだろうか
「心配していてくれたのか？ありがとうな。･･･でも、縁起でもねぇこと言うんじゃねぇぞ」
ジョーの頬を思いっきり抓ってやる
「いひゃい、いひゃい･･･すんませんって！」
気を取り直して誰が撃つか考えなくては
「自分が銃を扱える自信はないです。どなたかにお願いしたいところですね」
カイは首を横に振った
「もちろん･･･こういうことに向いている人が･･･一名いるのですが、何故だか立候補しませんね」
カイは視線をケイジに送る
ケイジはバツが悪そうに視線を逸らすだけだ
「理由は分かりませんが、本人が拒否するのであればお願いする気は起きませんね。･･･困ったものです」
警察官であるケイジならば誰よりも銃の扱いに自信があるはずだ。なぜ立候補しないのだろうか
「オレ達には時間が足りてない。信頼を深めあう時間がね」
「･･･その通りですね。しかし、アナタはサラさんをとても信頼しているようですが」
「お、わかる？」
「私が思うに･･･サラさんとジョーくんが知り合いだからでしょうか」
違うよ、可愛いからだよ
「･･･二人がお互いの身分を証明するゆえに信頼できると踏んだのですね？」
「違うよ、サラが可愛いから･･･いってぇ！」
ケイジから思いっきり叩かれた。何も叩かなくてもいいんじゃないんですかね
「そんな打算的に見える？おまわりさんショックだねー」
余計なことを言うなという目で見られた。次言ったら殴られそうだから黙っておこう
「これはただの直観だよ。おまわりさん、人を見る目は･･･自信あるんだ」
「なるほど･･･しかし、アナタの話には一つ抜けている点がありますね」
「･･･へぇ」
話す度に空気が悪くなっていくのは何なんだ。信頼関係がない以上、仕方ないのか
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
