第１３話 ページ15
「いや、そんなことはないよ･･･。いつものバイト先のコンビニに行く途中だったんだ。治安の悪いところでね･･･夜道は危ないって認識はしてたんだけど･･･。深夜の方が時給がいいから･･･さ。突然誰かに襲われたんだ。あの時何が起きたのか思い出せないよ」
拉致される方法はそれぞれ違うようだ。犯人は一体誰なんだ･･･
「なんかごめんね･･･大したことは覚えてないんだ」
「それは私たちも同じです･･･」
「そっか」
サラの一言にソウは安心したように笑った
「気にすることねーッスよ！」
「とりま帰ったら就職するといいニャン！」
「･･･うぅ･･･就活･･･定職･･･」
恐怖と将来への不安でだいぶ参ってるようだ。そっとしておこう
あとは名前を聞けていないのはおびえた少女だけだ。話せる状況になっただろうか
「大丈夫？落ち着いたら少し話を･･･」
「あの･･･」
俺がしゃがんで話しかけると、聞き逃しそうなほど小さな声で話し始めた
「･･･私･･･木津池神奈って言います･･･」
「そっか、カンナって言うんだね。もっと詳しく教えてくれるか？」
「･･･はい」
多少は話せるようになったようだ。カンナは小さく震える声で話し始めた
「･･･えっと･･･私･･･中学生です･･･それから･･･ええっと･･･」
「焦らなくていい。少しずつ･･･」
「･･･お姉ちゃんと･･･学校の帰りに･･･アイス食べて･･･夕飯食べれるかなぁ･･･なんて話･･･しながら歩いてただけ･･･なんです･･･突然･･･道路に止めてあった黒い車から･･･怖い人たちが･･･」
「そうか、怖い目に遭ったんだね」
お姉ちゃんが一緒だったって話だけど、ここにはカンナしかいない･･･問いただしてみるか？
「お姉さんは今どこに？」
聞いてはいけないような気がしたが聞いてみた
「･･･お姉･･･ちゃん？お姉ちゃんが･･･ああ･･･」
カンナの顔色がみるみる悪くなっていく。頭を抱えてしゃがみ込んでしまった
「あああああああああああああああああ！！」
「死んじゃった！お姉ちゃんが！なんで！？どうして！？私のせいで！お姉ちゃんが！」
カンナはヒステリックに叫びだした
「おい！？カンナ！？」
「うわああああああああああああああああああああああああ！！」
カンナはそのまま倒れてしまった
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
