パンク寸前 ページ19
付き合ってから
本当にバレないように気をつけていた。
外に一緒に出ることなんて勿論無いし
お揃いの物を公の場で付ける事も無い
ヌナのブランドの服も着たことも無い
Instagramなんかも勿論フォローしてない
俺らの家は、バレてるから
会う時は、いつもヌナの家
恋人らしい事は、何一つ出来ていなかったのに
熱愛報道の街中で撮られてる写真…
なんだか全てが馬鹿らしく思えてきていた。
.•*¨*•.*♬*・:*ೄ‧·* ♪♬* .•*¨*•.*♬*・:*ೄ‧·*
頭の中がパンクしそうになった時
ヌナから電話がかかってきた。
『ごめん、出れなくって
何回もかけてくれてたみたいだけど
どうした?』
🐶『見てないの?』
冷たく低い声でそう言った。
『ごめんなんの事か分からない』
🐶『…暫く連絡しないから』
『え?ちょっと待って
話が見えない』
🐶『後でネットニュース見て』
そう荒々しく言って
電話を切った。
言い訳すら聞いてあげれなかった。
多分、今なにを聞いてもダメだろう……

233人がお気に入り

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HARU HARU | 作成日時:2025年6月9日 12時