ぶりっ子は実は歌い手でした。【歌い手】

ドキッとするやつ ページ14

まふまふside

僕はお忍びですーらちゃんの握手会に行くことにした。

すーらちゃんは、今すっごく人気でファンが多い。
だけど、少し心配な部分がある。

過激なファンが居たらどうしようと思う。

すーらちゃんは本当にいい子だから、過激なファンでも愛してあげるんだと思う。
でも、過激な人はストーカーとかしたりするから…。

だから僕は、すーらちゃんの安全を守るため(？)やってきたのだった！

結構人多いなー。そっか、今日はうらたも握手会だからかな。
すーらも人気だし、2人が集まるとファンはむっちゃくるんだろうな。

「次の方、どうぞ。」

「あ、はい。」

僕は軽く返事をして中に入った。

「あっ、すーらちゃん！」

僕はすーらちゃんの姿を見て、なんか安心した。

すーらちゃんは僕が来たことにビックリなのか、僕の名前を呼ぼうとしたので咄嗟に口を塞いでしまった。
バレたら困るじゃん！

…すーらちゃんの唇、柔らか…。
や、キスしてないよ！？両手で塞いでるだけだから！ね？

すーらちゃんは更にビックリした様子で、目を見開いていた。

僕はすーらちゃんから手を離すと、ちょっと話をしてLINE交換しようということになった。

やった！すーらちゃんのLINEゲット！
これでTwitterいちいち開かなくてもいい！(めんどくさい)

僕はありがとうと伝えると、すーらちゃんの髪の毛に触れた。

ゴミ、なんて付いてなかったけど。
すーらちゃんのやわらかそうな髪の毛に、ちょっと触れたくなっただけ。

なんでだろう。

僕はなんか恥ずかしくなって用事あるから行くねと言ったその時。

ぎゅっ、と。

すーらちゃんに手を握られた。

握手会だから！とすーらちゃんはにっこり笑って僕の手を握ってくれた。
なんか、暖かくてほわほわしてる。
女の子の手って、こんなちっちゃいんだ。

僕は、不意打ちにドキッときて、急いでその場から逃げた。



すーらちゃんって



ずるい！

その頃うらたさんは→←やっと！！握手会！はい！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す