６０ 裏切り者 ページ14
風丸side
「キーパー円堂、今日は不調なのか！？技を出すタイミングが完全にズレているぞ！」
……これで三点目。
一方的に攻められてしまっている。
かなり厳しい試合な上に、敵は目眩ましで妨害をしてくるという始末。
状況を確認する為、俺達はフィールドの中心へ集まった。
「鏡を使っているのか。誰がやっているのかは特定出来なかった」
「俺もだ。クソッ、卑怯な手を使いやがって」
灰崎は悔しそうに拳を握り締める。
鬼道も頷いた。
「たとえ目を閉じていても同じだろう。ゴーグルをしていても眩しさを感じた。あれは鏡では無く、一種のレーザーだ」
「レーザー光線だと！？」
「ああ、ユニフォームかスパイクか、どこかに仕掛けを隠している可能性がある」
レーザー光線、仕掛け……
普通では考えられない様な反則行為。
何でそこまで、と俺は苦悶した。
「でも鬼道さん。俺、敵選手のいない方向から光を当てられたような気がしたんです。どういう事でしょう……」
俺は、ある選手に目を向ける。
……一星。
信じたくは無いけれど、ここ数日怪しい行動が目立っていた。
鬼道と同じ様に、俺も一星に疑念を抱いているのは否めない。
ピーッ
再び光を当てられた鬼道は、直ぐ様ボールを外に出す。
「一星かも知れねえ」
驚いた様子の灰崎の口から出た名前は、一星。
「何！？」
「見たのか、灰崎？」
「お前が光を受けた時、一星は不自然に立ち止まっていた。まるで光を当てる場所を調整するかの様にな。」
俺は一星の動きを思い出す。
確かに、一星は。
「確かに一星はこちらのフォーメーションをわざと狂わせるように動いている」
「裏切り者はアイツか……」
「俺もそう睨んでいる。だが今は試合に集中だ。」
そこで、前半は終了した。
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きっしー - とっても面白いです。タツヤが見た怖い夢が実際にあったことで笑いました!(ﾉ´∀｀*) (2021年11月15日 7時) (
レス) @page2 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
花鈴萌(プロフ) - 風月鏡花（仮）ふるる。さん» ふるるさん！いつも優しくして下さって本当に有り難うございます！！部活も小説も頑張ります(* ´ ▽ ` *)ふるるさんも部活に受験勉強に、そして占いツクール、頑張って下さい！応援してます！！ (2020年9月15日 20時) (レス) id: 804840d57a (このIDを非表示/違反報告)
風月鏡花（仮）ふるる。(プロフ) - お久しぶりですっ！花鈴萌さんが戻って？来てくれてマジ嬉しいです！(σ≧▽≦)σこれからも更新頑張ってね！部活も！ (2020年9月15日 19時) (レス) id: 28f80b2ad3 (このIDを非表示/違反報告)
花鈴萌(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます……！ (2020年9月11日 18時) (レス) id: 804840d57a (このIDを非表示/違反報告)
アリス - ずっと読ませていただきます♪更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年9月11日 17時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鈴萌 | 作成日時：2020年4月28日 1時
