利害一致の臨時マネ【青葉城西】

33.慣れ ページ34

Aside


お風呂場に急ぐと、ちょうど反対側からみんなもお風呂に来ている頃だった


白福「あっ、Aちゃんいた〜！」

A「もしかして、探してた？」

雀田「うん、お礼言わないとと思って」

A「お礼？」


お礼言われるようなことしてないけど…


清水「…お風呂掃除、してくれたんだよね…武田先生から聞いた」

A「あぁ！全然ww」

清水「ありがとう」


潔子ちゃんに続いて、かおりちゃんと雪絵ちゃんもありがとうって言ってくれる…

照れるww


そんなこんなで、みんなでお風呂へ…






A「…私…場違いじゃない？」

白福「…えっ？」

A「…みんなさ？顔可愛いし、体のラインムッチャ綺麗だし…」


胸デカイし…

なんか、自分のが貧相に思えてきた…


雀田「そんな事ないよwwAちゃんだって、ボーイッシュでカッコイイじゃん！！」

A「…ありがと」


慰めになってんのかなぁ…

今更だけど、日向くんの言葉が胸に刺さるわ…


清水「…Aちゃんってさ？」

A「ん？」

清水「臨時マネージャーなのに、合宿慣れしてるね」

雀田「確かに！スポドリ作るのとか慣れてたし！」

白福「それ思った〜」

A「そうかな？」

雀田「今は帰宅部だけど、中学はマネージャーだったとか？」

A「いや？選手だったよ？」

3人「「「えっ！？」」」

A「えっ？なに？」


なんの『えっ！？』


雀田「バレー！？」

A「んーん、バスケ」


だからバレーに関してはほんと初心者ww

って笑いながら言うと、みんないろいろハテナを浮かべてる…


雀田「待って待って！…えっと…」

清水「…マネージャー経験は？」

A「…ある、かな？w中学のとき、マネージャーいなくてさ？…手が空いた人とか…あと、怪我した人とかがドリンク作りに行ったりしてたから…慣れてるのかなぁ…」


私も中1の秋に疲労骨折で3ヶ月のドクターストップがかかったことがある…

足のかかとにヒビが入ってた…

そんときの練習はただただキツかった…

自分はバスケできないのにサポートしなくちゃならない…

怪我した子は、それが嫌でどんどん辞めていく…

でも、私はバスケが好きだった…

3ヶ月我慢したら…

3ヶ月の辛抱だ…って



白福「へぇ〜」


おっといけない！！


A「あっ、じゃあ、私、そろそろ上がるね！」

雀田「えっ！？もう！？」

A「やる事まだあるからw」

雀田「じゃあ、また後で！」

A「うん！」

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